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食欲とマラソンの両立を目指しています

大弛峠峠走失敗からの内省と思索

皆さんこんにちは。

暑い日が続きますが、ワタクシは8月26日の立山登山マラニック対策をやらねばなりません。


この週末はあの大弛峠に峠走を試みました。

大弛峠は、山梨県と長野県の県境にある標高2,360mの峠。いわゆる車道峠(クルマで行ける峠)の中では日本最高所の峠です。そしてもちろん中央分水嶺上にあります。


ちなみに、一般に峠走といえば、長いものでも片道せいぜい15~16km、標高差1000mがいいところなのですが、この大弛峠は最寄りの塩山駅から片道35km、標高差2000mと、まるで別格です。。

峠走をこよなく愛すこのワタクシとしては、いつかはこの大弛峠を上ってみたいと思っておりました。
ていうか、上りたいと思ったフリだけして本当は上るつもりなどなかったのですが、立山対策のためにはやっぱ上っておきますか。。




おなじみ塩山駅北口から出発です。

ところが。。



柳沢峠や上日川峠でもそうでしたが、ここは典型的な扇状地

山に入る前の人里エリアから容赦ない上り坂です。10%級が続きます。
そして、日陰なし、暑い。早くもへばりそうです。
※余裕全くなく、写真なし


スタートから8kmの、人里最後の自販機。


ここに来るまでにもう2、3回止まって休んでいますが、すでにオーバーヒート気味のりるのすけ。

この先は20km地点の琴川ダムまで何もありません。
ソフトフラスクを満タンにして出発。


暑いし重いしやめたくなりましたが、10km地点くらいで本格的な山の中に入ると、道がつづら折りになり逆に斜度は優しくなりました。
林の中で日陰にもなり、あ、これイケるかも。


途中こんな景色。

もうじゅうぶん上ったんじゃね。


斜度は相変わらず優しめで、椿ライン程度なのですが、日が高くなってきたのと標高が上がって樹木が低くなってきたのとで、再び日陰がなくなってきました。

ヤバい、暑い。


遥か彼方に琴川ダムが見えます。

つーか遠くね。。。


すでに時々歩きが混じってます。
心肺辛いとかじゃなくて、暑くて体が動かない感じ。
トレランベスト重いしシューズも重いし。。

だんだん、ほぼ歩きになってきました。
イカイカン。

なんとか琴川ダムまでは行かんと。


大弛峠というのは登山口としてメジャーなので、そこまで向かうこの道もそこそこ車通りあります。
そこで、車が通るときだけ(=見てる人がいるときだけ)走ることにしました(←アホ)。


そんなこんなでようやく琴川ダムに到着です。

死んでます。


こんなの見せられても上る気出ません。


大弛峠まであと15km。しかもこっからが本番。

いや、どう考えてもムリでしょ。


ここまで20km。20kmだって普通の峠走よりは長いべ。


というわけで、あっさりここで終了。
もうカラダ動きません。情けないですが、仕方ありませぬ。峠走始まって以来、初のDNFです(あの美ヶ原でさえ、這ってでも上ったのに)。



ちなみに、今日は無事に上りきったとしても帰りはバスで下りてくる予定でした。
このバス、予約制で大弛峠発15時なんです。なのでそのバスがここ琴川ダムまで下りてきたところで乗ることにしたのですが、ここに来るのは15時30分。


あと4時間もあります。
マジか。


仕方ないのでダム湖を1周します。一応走って。

なかなかいい眺め。

典型的な重力式コンクリートダムですな。


残りの時間をほとんど誰もいないダム湖畔でつぶし、未達成感と残尿感と挫折感を伴ってなんとかバスに乗って塩山まで戻ってきました。


おい!
ビールなんて飲む資格あんのか💢

おい!
かいじなんて乗る資格あんのか💢




先週の葛西7時間、今週の大弛峠と、2週連続のロング失敗。
そういえば両神山麓トレイルもさんざんでした。

暑さに弱すぎます。

さすがに若干落ち込みます。



ま、秋以降のフルマラソンについてはほとんど心配してないんすけどね。
去年の夏もこんなだったし。

秋になれば涼しさが全てを解決してくれるし。
theresalight.hatenablog.com



それよりも、8月の立山登山マラニックです。
なんでこんな明らかな不得意分野申し込んじゃったんだろ。。


45km、標高980mの称名エイドまで4時間30分という目標を立てましたが、今のままでは、というか今から何をやっても、というか夏である限り永久に、達成できないでしょう。

完走ならまだ可能性あるでしょうからDNSしたりはしないですが、称名エイドに上位で到着してエイドの女性スタッフに目立って仲良くすることだけを目標にしてきたので、一気にやる気が消沈してきました。



冷静に反省してみます、最近の失敗を。

①休める、と思って走ったところに気持ちの甘さがあった
30kmペーランとかと違って、立山ではエイドで休めるからそれに向けた練習でも休み休み走ろう、と思ったのがマズかったかもしれません。もちろん、この季節のロングは給水レストするしキツかったら休むんですけど、最初から休んで当然という甘さがありましたね。そういう甘さが、最後まで続けられない甘さに繋がっていたと思います。

②飲みすぎ、食べすぎなのかもしれぬ
両神山麓トレイルも、葛西7時間も、今回も、後半はずっとこみ上げる吐き気との闘いでお腹も気持ち悪かったんです。
これは加齢で胃腸が弱ってるのか、もしくはなんか病気なのかもしれませんが、最近やたらと給水と補給に気を使っていたんです。
真夏に30kmペーランやるときなんかは、給水は7~8kmごとに2口3口水飲むだけだったのに、最近は自販機あったらコーラ一缶飲むは、エイドでも好きなだけ飲むわ、そういうのがいけなかったのかもしれません。

③暑いから仕方ないよ
というイイワケを知らない間に自分の中でしていたのかもしれません。
ま、暑いのは苦手なんで仕方ないんですが、気持ちに甘さがあったのは否めないですね。
だって、葛西の後も、昨日も、家に帰るころにはピンピンしててほとんど疲れを感じてなかったのです。



いろいろウダウダ書きましたが、まあ、ムリしすぎない程度に頑張ります。
暑さ苦手なのは間違いないので。


ではまた。