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リアルの5kmレース、やってました!

3月1日にNYRRの5kmレースに出て以来、米国のランのレースはことごとく中止か、バーチャルでの開催(これはもうレースとは言わないけど)になってしまい、もう米国でレースに出ることはないのだろうな、と思っていた。
そのつもりで、普段のランにも気合いが入らず、ニューイングランド全州走破などという物見遊山気分の目標を立てたりしていた。

ところが。

木曜日。在宅で仕事をしていると一通のメールが飛び込んだ。

"Welcome back to road racing!" と書いてある。
なになに、ウェルカムバックだと?

よく読んでみると、昨年も出た 5k run in memory of SSG Jorge Oliveiraというレース、ニュージャージー州のコロナ対策ガイドラインに沿う形で開催するとのこと。

(これ昨年出たときの記事)
theresalight.hatenablog.com


お、まじか。

なになに。
予想タイムを事前に申告し、速い順にBIB番号を割当て、当日のスタートはBIB番号順に一人づつ行うらしい。当日エントリーも受け付けているが、その場合もできるだけ速い順になるように割り込ませるとのこと。もちろんレース中に追い抜くことはできるが、ソーシャルディスタンス(1.8m)を確保すること、とのこと。

このレース、昨年は参加者100人くらいで、コースも広いので、スタートさえクリアしちゃえば、ソーシャルディスタンスを保ちながら走ることは問題なくできるだろうな。。米国は、そもそもネットタイムが正式タイムなので、よーいどんでスタートする必要なんてないし。参加者多すぎてグロスや順位なんか誰も気にしていないNYRRのレースと同じだと思えばいいし。


だが、今週土曜日か。。
週末は、Mt. Washington登山の予定で、土曜日に現地入りする途中でロードアイランド州プロビデンスニューイングランド走破スタンプラリーを1つこなしていこうと思っていた。
このレースが開催されるニュージャージー州は、Mt. Washingtonとは真逆方向。しかもレースなんて出てたら現地に着くのは何時になることやら。。

いや、ここはレース優先だ。プロビデンスはそのうち行けばいい。

というわけで、エントリーした。事前申告タイムは20分ちょうど。最近全然レース出てないのに20分なんかで走れるんか。。


当日。

20分で申告した私のBIBは3番。相変わらず、5kmにしゃかりきになってる市民ランナーなぞ殆どいないことを再確認(笑)。

昨年は地元の高校生だらけだったが、今年はほとんどいない。だがBIB1番は高校生っぽい黒人で、むちゃ速そう。2番も黒人の中年男性だが、アメリカに普通にいるでかい黒人ではなく、ケニアから先月来ました、みたいな陸上体型の人。
おいおい今年の参加者どうなってるんだ。。

そんななか、今の状態を考えると無理めのタイムを申告した私が3番手。。なんか、アウェー感でかいな、今回は。。


とりあえず、スタート。BIB1番から数秒おきにスタート。

ま、キロ4でどこまで行けるかだな、と思って走ってると、100m走るか走らないかのうちに、明らかに格が違う若者に抜かされた。たぶん当日エントリーで順番が少し後ろだったんだろう。え、1500m走じゃないんだけど、というスピードであっという間に見えなくなってしまった。

その後も1kmまでの間に2人に抜かれる。
赤ウェアのおじさんと、6番のメキシコ人。
なんだなんだ、やけにしょっぱなから弱気にさせてくれるじゃんよー(笑)。
あー、自分よりBIB番号大きい人には負けたくないなー。。

1、2番の黒人と、さっき風のように抜かしていった若者はとうに見えなくなっているので、赤おじさんと6番から数十メートル離れたところでついていくことにする。

最初の 1kmは358。このペースなら何とか持つかな、と心肺が言っている。

次の1kmは356。緩い下りがあった割には遅い。時折吹く向かい風が強く、ちょっときついし、前の2人との差も縮まらない。

次の1kmには短いながらも上りがある。ラップは406。きついけど、まだ何とかなりそう。

昨年は次の1kmが辛く、当時目指していた20分切りができなかった。
今年も上りの後なのできついが、少しは粘れるようになった気がする。この1kmで6番のランナーをパス。

4km時点で時計はちょうど16分。そっかー、ここまできたら20分切るしかないなー。赤ウェアのおじさんも抜かしたいしなあ。
あー、でもきつい。。

赤ウェアのおじさん、最後500くらいのところで突然ストップしてしまい、なぜか私がパスするタイミングで再び走り始め、並走を始めた。ちょちょちょ、狙いは何だ? つーか、ソーシャルディスタンス。。

着順で勝つだけじゃタイムで負けるので、少し差をつけなきゃならない。あー、もー、死にそうー、と思いながら老体に鞭打って精一杯上げて、赤ウェアのおじさんも振り切り、なんとか20分も切れた。

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19分45秒。4位。
練習できてなかった(ていうかレースが急に入った)のに20分は切れたのはよかった。結果的にはベストまであと4秒だった。
どうせならあと4秒頑張れば。。。いやいやムリムリ。

順位でも格の違う3人の次に入ることが出来たが、トップは15分台じゃん。。

昨年は高校生が上位独占してたけど、今年は40代のおじさんたち、頑張ったね。。

いやしかし、やはりリアルのレースは楽しい。

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