ニューイングランド州都制覇スタンプラリー。
まずは日帰りで片付く、お隣コネチカット州のハートフォード(Hartford)をやっつけてしまおう。
ただし、ここはある意味、最大の難関。
基本的に治安には不安のないニューイングランドでは極めて珍しく、南部や中西部の強豪の前に出しても恥ずかしくないくらい(笑)、治安が悪い。
全米危険な都市ランキングでだいたい20~30位にはいつも入っていて、この世界では弱小リーグのニューイングランドの代表として一人、気を吐いている。ちなみに2018年ランキングでは堂々の22位。
どのくらい悪いかというと。
人口1000人辺りのviolent crimeの数で見てみる。violent crimeとは、殺人、強姦、強盗、加重暴行。
都市名 | 州 | 人口1000人あたりVC件数 |
---|---|---|
ハートフォード | コネチカット | 10.7 |
ボストン | マサチューセッツ | 6.2 |
プロビデンス | ロードアイランド | 4.5 |
オーガスタ | メイン | 3.2 |
コンコード | ニューハンプシャー | 2.4 |
モントペリエ | バーモント | 0.9 |
ニューヨーク | ニューヨーク | 5.4 |
ニューバーグ | ニューヨーク | 11.6 |
カムデン | ニュージャージー | 16.4 |
デトロイト | ミシガン | 20.0 |
私の住む町 | ニューヨーク | 0.2 |
全米平均 | - | 3.8 |
日本 | - | 0.2 |
ニューイングランドの州都の中ではダントツ。
ちなみにニューバーグとカムデンというのは、私がこれまで行ったことのある都市のなかで、私の中の評価として「マジやばい」という都市。
また、デトロイトは全米危険な都市ランキングの1位。
ニューバーグはこちらご参照。
theresalight.hatenablog.com
なお、日本はViolent Crimeの定義が異なるので、ここでは、殺人、強盗、強制性交、傷害の合計とした。米国でいうところの加重暴行というのは傷害よりもさらに凶悪なものを指すので、apple to appleではないが、まあ、近い数字ということで。
ふー。ハートフォードはニューバーグ並みか。。そして、日本や、今住んでいる町の50倍。。
まあ、仕方ない、とりあえず行ってみよう。
お隣の州とはいえ、ハートフォードまでは2時間近くかかる。
ダウンタウンに車を駐車すると危なそうなので、少し離れたところにあるマークトウェイン生家博物館の駐車場に車を止めさせてもらうことにする。
州都スタンプラリーのお約束として、
①10km以上走る
②見どころを回って写真を撮る
ということにする。
なので、事前に見どころを調べた。州の議事堂、City hall、サイエンスセンター、マークトウェイン生家あたりが見どころのよう。
はい、ちゃんと10km走りました。
街を走っていても、あまり人気がなく、たまに店とか集まっているエリアでも、見かけるのは、黒人ばかり。もちろん、アジア人などいない。
走ったり、散歩したりしている人は、全くいない。
トムソーヤの冒険の作者、マークトウェインの生家。
州議会議事堂。りっぱ。
シティホール。
メインストリートの光景。ビルは立派なのが建っているのに人気があまりないのが、治安の悪い都市の典型的な風景。
ワズワース・アテネウム美術館。
後ろに見える高い建物は、保険会社のトラベラーズのビル。
ハートフォードは、保険業の首都と言われているらしく、トラベラーズ以外にも、保険会社の立派なビルがいくつもあった。
サイエンスセンター。
川沿いの遊歩道まで出てみた。人はほとんどいない。
しかし、遊歩道を北上すると、ピクニックエリアのようなところがあり、そこには週末を楽しむ家族連れの姿があり、ほっとした。
さらに北上するが、街に戻る道がなさそうなので、今来た道を戻ることにする。
本当は、市西部にある、市民憩いの場だというエリザベスパークまで行くつもりだったが、安全なうちに終わらせたかったのと、トイレ行きたくなったのと、市民の憩いはさっき川沿いで十分見たので、マークトウェインの家まで戻って終了にした。
無事帰還。
暑かったため、ランパンに、持っているシングレットのなかでも一番薄く露出の多いやつで走るという、ほぼ全裸(笑)という出で立ちだったので、別の意味でも危険だったかもしれないが(笑)、具体的に危険な目には遭わずに戻って来れた。
後から、市の北部の方を車で通ったら、そこはもっとやばかった。ここは歩けないわ、という感じ。
ともあれ、無事に2/6が終了。