コロナの話は気が重くなるのだが、ヤバすぎたニューヨークでも、少しは明るい兆しが見えてきたのかもしれない。
グラフは、感染者増加数の5日移動平均の推移。ニューヨーク州全体と、私の住むウェストチェスター郡。※NY州4/2の数字だけ異常値なので補正
「増加率」で見る人もいるが、母数が増えていったら増加率が鈍化するのは当たり前。本来、母数はいつまで経っても人口数で不変であるべきなので、見るべき数値は増加数だと思う。それも、短期的変動を除外した5日移動平均。
これをみると、予断は許さないものの、感染者数増加に歯止めがかかりつつあるのかもしれない。
いや、そう思いたい。
全員が感染している前提で通勤も含め外出禁止とし、それでも外出する際は誰と誰の間も1.8mという感覚を空けることを徹底して、やっと3週間経って効果が現れ始めたのかもしれない。
州知事からも、経済再開に向けた動きへの言及など、コロナ後を見据えた発言が出始めた。
そうしたなか、NYRRからの殊勝なメール。
延期になってしまった4月26日のニュージャージーマラソンに向けて、49ドル払ってNYRRのバーチャルトレーニングプランに申し込んでいた。
本番16週間前から、過去の戦績や普段の練習内容などを踏まえた練習メニューを作ってくれ、練習実績や途中のレース戦績を反映して練習メニューや本番での目標タイムも更新されていくというもの。AIがやっているのだと思うが、結構よくできている。
theresalight.hatenablog.com
目標としてるニュージャージーマラソン自体が延期になってしまったので、もはやトレーニングもこれに沿ってやっていないし、そもそもログの入力もしてないし、まあ、お金は払っちゃったけど、ムダになったものとして放っておいた。
そうしたら。。NYRRからメールが。
「みんな!目標としてたレースが中止や延期になってるだろ?
延期されたんだったら延期後のレースに向けてもう1回トレーニングプラン使えるようにするし、中止になったんだったら11月末までに開催される別のレースに向けて無料でもう1回トレーニングプラン申し込めるようにするよ!」
おお。
すごい。AIだからほとんど人件費はかかっていないだろうけど、それでも「サービスは享受したよね?」って言われればその通りなので、こんな扱いをしてくれるとは全く思っていなかった。
米国はこういうところはすごいな、と思う。
そもそも中止になったレースのエントリーフィーだって何らかの形で戻ってくるし。
11月末までのレース、なんて結構近い未来の期限で言ってくるところからも、そろそろ平常に戻る見込みがあるのかな、と希望的観測をしてみる。