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ランのローカルレースについて

ニューヨークでランのレースに出ると言えば、NYRRのレースに出ることがほとんど。
しかし、「9+1をやる必要がある」「仲間が一緒に出てレース後のブランチの楽しみがある」「記録をNYRRのデータベースに刻みたい」「Corral Assignmentを上げたい」といった理由でもなければ、わざわざ電車に乗って1時間以上かけてセントラルパークまで行くのははっきり言って面倒くさい。

しかも、NYRRのレースは、4mileとか7mileとかいう中途半端な距離のレースも多く、頑張ったところで記録にありがたみもないので、そういうのに出るくらいであれば、自分がいま鍛えている距離のレースを別途探した方がよい。
特に私の場合、「インターバル期」にはまず5kmでのスピードをつけることに注力するのだが、5kmのレースというのはNYRRにあまりない。

そこでローカルレースを探すことになる。
ローカルレースの定義は曖昧だが、要はNYRR以外がやってるレースで、ニューヨーク市の外でやってて、距離が5kmか10km程度、というイメージだろう。
今年になってから出たローカルレースは以下の通り(括弧内は私の順位/参加人数)。

2019.8 Florida Run Fest 5k (11位/117人)
2019.8 Chelsea Fire Company 5k (2位/48人)
2019.8 Annual 5k run (in memory of SSG Jorge Oliveira) (5位/124人)
2019.9 Nicholas Pedone 5k (11位/586人)
2019.9 SJJ Give a child a jump start 5k (2位/114人)
2019.9 Tuckahoe 5k(7位/237人)
2019.9 Eastchester 5k(15位/635人)


参加人数は、一番多いEastchester 5kで635人、平均すれば100~200人程度が多い。一方、NYRRのレースは、私が出たもののなかで最も多いのがブルックリンハーフの26,842人、最も少ないもので1月厳冬期のハーフ、Fred Leebow Halfの3,722人。まあ、1ケタから下手すりゃ2ケタ違う。

ローカルレースの特徴は以下の通り。

  1. レジストがフルになることなどまずない
  2. エントリーフィーは25ドル程度。なかには35ドルくらいとるものもあり、NYRRのセントラルパーク内でやるレースと比べると特に安いわけでもない。基本的にfund raiseが目的だからまあ仕方ない。
  3. ゼッケンの受取は基本的に当日(除くEastchester 5k)
  4. バッグチェックは基本的にない(除くTuckahoe 5k)。まあ、みんな車で来るから車の中に置いておけばいいからね。
  5. 計時はチップで行っているが、レースによってはスタートはチップ計測でないものもある。ちなみに、日本みたいに、終わったあとにチップを返せなんていうレースは1つもない。
  6. 入賞してしまうことがある
  7. 5kレースだと、最初から歩くために参加してる人も多い。明確にRun/Walkとして参加募集しているレースもある。したがって、5kレースなのに全員がゴールするまで1時間以上かかる。
  8. 地元のイベント的要素も強いので、家族で来ている人が多く、1人で来ている人はほとんどいない。よって、日本人が1人で行くと待ち時間等、若干手持無沙汰(もちろん英語で進んでコミュニケーションとるのが好きな人は苦にならないと思うが)。
  9. 多くのレースがRunsignupなどのサービスを使っているので、リザルトのアップは意外と早い。また、参加人数が少ないので、フィニッシュラインでの写真が全員分アップされたり、フィニッシュラインの動画がアップされたりすることもある。
  10. 土産はまちまち。Tシャツもあったりなかったり。地元の玉ねぎをもらったこともある。ラッフルズをやるレースも結構ある。ゴール後の食べ物・飲み物の充実度もまちまちだが、NYRRみたいに一人ベーグル1個とリンゴ1個しか渡されないということはなく、適当にテントに行けば何度でももらえる

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一番特筆すべきは6の「入賞してしまうことがある」。NYRRのレースでは、私程度の走力だと順位は何百位とか下手すりゃ千位を超えるので、気になるのはタイムだけであり順位など全くどうでもよい。しかしローカルレースだと、NYRRでCorral B程度の走力があれば、少なくともエイジカテゴリー別では普通に入賞してしまうので、順位を気にするようになるし、上位を争って前の方を走ることができる。
これはNYRRのような大規模レースでは味わえない楽しさ。

とは言っても、10月はハーフ2本、それが終わったら4月のニュージャージーラソンに向けてフルマラソン向けトレーニングを本格的に始めなくてはならない。しばらくはローカルレースともおさらばになりそうだが、たまにはまた出場したい。