ランニング たまに自転車 あとは酒

食欲とマラソンの両立を目指しています

先行きが見えない中で。。

日本のコロナの状況もここにきて深刻になってきているようだが、米国ニューヨークはもう1か月も深刻な状態が続いている。。

4月11日時点で、ニューヨーク州の感染者数は約18万人(死亡者数8,627人)、うちニューヨーク市98,308人(死亡者6,201人)、私の住むウェストチェスター郡18,729人(死亡者505人)。
ニューヨーク市は、人口100人あたり1.2人が感染。感染者に占める死亡者の割合は6.3%と結構高い。
ウェストチェスター郡は、人口100人あたり1.9人が感染。感染者に占める死亡者の割合は2.7%。

また、数日前にニューヨーク市から公表された情報によれば、ニューヨーク市の死者の内訳はヒスパニック34%(人口の割合29%)、アフリカ系28%(同22%)、白人27%(同32%)、アジア系7%(同14%)となっている。ヒスパニックやアフリカ系の死者の多さは日本でも報道され、貧困と結びつけて論じられているようだが、それ以上にアジア系の死亡率が低いことの方が顕著である。死者の比率が人口比の半分しかないのである。
体質によるものなのか、行動様式によるものなのか、所得によるものなのか、特定は難しいけれど、人種によってある程度有意な差があると言って良さそうである。

ちなみに、ウェストチェスター郡の人種別人口比は、ヒスパニック22%、アフリカ系16%、白人57%、アジア系5%。ニューヨーク市に比べるとヒスパニックやアフリカ系の比率が低いので、ニューヨーク市よりも死亡率が低いこともある程度説明できよう。


しかし、うちの周りは、50人に1人が感染者(判明してない人も含めるとそれ以上)という、シビれる状況。
一方で、ニューヨーク市内や日本と比べれば人口密度は低いので、外出がすぐに人との接触につながるわけではない。感染リスクは、その外出が不要不急かどうかで決まるのではなく(当たり前だが)、人とどれだけ接するかで決まるので、とにかく人と接さないようにしている。

その観点では、一番リスクがあるのは、スーパー等での買い物。最近はこっちの人もほぼ全員マスクをしているとはいえ、とにかくいろんな人が触ったものに触れることになるので、帰ってきたら即手洗い・うがい・着替えはもちろんのこと、買ってきた商品の外側は全て消毒。買物中にスマホに触らなくてよいように、買い物メモはメールやLineで送ってもらうのではなく、紙に書く。
スーパーの多くは入場制限をしているし、レジで並ぶときには6フィート(1.8m)間隔をあけることをみんな守っているし、買い物中もみんな互いと距離をあけるように行動している。

その一方で、散歩やランニングをしている人は相変わらず多い。要は、外出が悪いのではなく、人と接するのが悪いので、人と距離をあけることができるのであれば問題ないとみんな考えている。私もそう思っている。
今日は中3長男と7kmほど軽くジョギングしたが、家族であっても6フィート離れていないと罰金を取られることもあるらしいので、微妙な距離をあけながらジョグ。。

このように、全員が感染しているという前提に立って、誰と誰の間であっても距離をしっかりとることを最重視するアメリカのやり方は、周りに感染者が出てから対処療法的に対応したり、通勤を外出制限の対象から除外したりする日本のやり方と比べれば、ずっと理に適っていると思うのだが、しかし感染者の増加はまだ続いている。

州や市の発表では、入院患者数が減少に転じたといった先行きに明るさが見える兆候も出始めたようだが、まだまだ「始まりの終わり」。当面は週末の運動を除いては巣ごもりが続く覚悟。。


巣ごもり中のささやかな楽しみは酒とネット通販。
幸い、酒屋は必須産業と認定されたらしく開店している。ラフロイグが、10年ものより廉価な「セレクト」というものであるが、珍しくおいてあったので買ってきた。
f:id:riruriruhkg:20200412122412j:plain

スコッチ1本買えば1週間は持つと思っていたのだが、この前買ったマッカランは2日半で空いてしまったので、お酒も値段を落としていくことにした。
どーでも情報ですが、「セレクト」は10年のスモーキーさが好きな人にとっては、ちょっと物足りないかな。まあ、贅沢は言えません。。