レースレポ続きです。
前回記事はこちら。
スタートするところからでした。
その前に、いわきのコースを見てみましょう。
スタート地点のいわき陸上競技場を出て、アップダウンを多少繰り返しながら全体としては下り基調で海に出ます。
海に出てからは江名港(ここの大漁旗による応援がすごいらしい)まで行って折り返し、中間点を超えたところで最大難所の上り坂を上って三崎公園へ。
そこから下って小名浜港に下り、しばらく平坦になりますが、小名浜工業団地でアップダウンを2回繰り返してまた小名浜港に戻ってきてフィニッシュです。
ちなみに、予報では風は北西風です。
で、今日の戦略。
最初の5kmは415ペースで抑え目に入ります。とにかく最初に酸素負債を抱えないこと。これだけでずいぶんラクになることは前回Challenge Raceで実証済み。
で、その後406を刻み、三崎公園の上りで落ち、その後も徐々に落ちることを想定。
落ちがこの範囲で収まればサブ55。もう少し落ちてもPB更新はできるという算段です。
今回、実は走法を変えたので、それを試してみたいのです。
この前、ラン教室に参加したときに、元箱根ランナーのコーチから「脚で蹴ってて損をしてる。それを直せばもっと速くなる」と言われて、膝から下を使わず、尻や太腿を使う走りに変えているところなのです。
ドヒールストライクのワタクシ、着地が重心より前でブレーキをかけているうえ、脚で蹴っているのでふくらはぎに負担がかかりふくらはぎが攣りやすい、きっとこういうことなんだと思います。
なので、尻を軸に太腿を回転させる走りにして、着地は重心の下にしてブレーキをかけず、ふくらはぎを使わないので足攣りからも解放。
ま、そういう狙いです。ふだんの駒沢ジョグでは会得したつもり。
前置きが長くなりました。
スタートします。今回は三崎公園の23kmまでです。
スタート~5km(411-421-403-409-411)
最初の5kmは415ペースでいきます。
陸上競技場から県道(鹿島街道)に出るまでは下り基調。精一杯落としますが411。
鹿島街道に出たところが1km地点ですが、街道に出たとたん上りです。上りがあることは知っていましたが、思ったより斜度があり、そして長いです。
ちょ。
まだ脚や心肺が本格稼働する前にこの上りはけっこう辛いです。
さっそくゼーハーします。いきなり調子が狂います。
500mほど上ったところで今度は下りです。
次回までに切通しにしておくように進言しましょう。
ここはペースを上げざるを得ませんが、いきなりのアップダウンでかなりゼーハーです。
3km地点でようやくほぼ平坦になります。
ここでしっかり整えましょう。
ちょうどよいペースの小集団を見つけたので、そこに入ってしばし整えます。
ここではまだスタートで着ていたゴミ袋ポンチョをかぶったままですが、まだこれで大丈夫です。風はほとんど気になりませんが、まだ寒いので着てて正解です。
5km通過は21分10秒。プランぴったしです。
5km~10km(406-406-423-413-403)
とは言っても最初のアップダウンで多少消耗したこともあり、すでにあまり余裕はありません。
しかし、5kmからは前に出て406を刻まなくてはなりません。
とにかく前に出ます。
さっき抜かしていったギャルランナーも抜かします。もうちょっと薄着だったらよかったのに。
まあ、身体が暖まってきたこともあり、まずは大丈夫そうです。
この辺りで暑くなってきたので、ゴミ袋ポンチョを脱ぎます。
と、7km過ぎで長い上りが現れます。
あれ、鹿島街道を左折してからが上りじゃなかったっけ、とやや狼狽。
こういう想定外の事象に弱いんですよね、ワタクシ。
この想定外の上り区間を含む1kmラップで早くも423を叩きます。
で、鹿島街道を左折してから再び上り。
決してキツい感じはしなかったのですが、ペースは思ったより落ちてます。
その後の下りで懸命に挽回しますが10km通過は42分05秒と、早くも想定より20秒遅れ。。
10km~15km(403-409-408-415-414)
10km以降は平坦区間なので、ここで挽回です。
ここでも405~410で走る小集団を見つけたのでそこに交じります。
しかし12kmくらいから集団のペースが落ちて来たので、迷わず前に出ます。
見よ、Metal Health Clulb!つえーぜ!
さて。
13km手前で海沿いに出ました。
綺麗な海です。
しかし、海に出ると、風が強まります。まだそれほど強い風ではありませんが、時折強めの風にあおられ、415が精いっぱいになります。
おかしいな、これしきの風で。
アップダウンで脚削られてたのかな。。にしても早すぎるだろ。。
さっき離した小集団にも追いつかれ、追い抜かされます。そして体力も消耗してます。
こりゃ割とマズいかな。。
15km~23km(420-416-412-420-432-423-421-503)
風に吹かれながらも前の集団に離されないように懸命に走ります。
沿道は港町で、応援がすごいです。
走ってる我々に向かって「ありがとうございます」と言ってくれてるお婆さんもいて、こちらがジーンとしてしまいます。
さて17km過ぎ。いよいよ江名港です。
大漁旗による応援、すごいです。
すでにここで脚は終わりつつあるのですが、何とか元気をもらいます。
折り返して、今来た海沿いの道を戻ります。
スライド区間です。
ちょびさん、けんちゃんいるかなーと思って走ってると、すれ違うギリのところで声をかける人がいました。あ、あのはてブロTシャツはちょびさん!
反応が遅れてしまい、声をかけ返したときはすでにすれ違った後でした。
てゆーか、サブ4目標と言っていたちょびさん、ずいぶんと近くにいます。
そういう虚偽申告はマジでやめてもらいたいです(笑)。
方角はどちらかというと向かい風。徐々にペースが落ちていきます。
20km通過は1時間24分45秒。計画比すでに2分遅れです。
そしてハーフ通過は1時間29分45秒。
この時点でサブスリーもムリやんけ。。
で、22kmを過ぎたところで、最大の難所、三崎公園への上りです。
前に見える坂、坂自体は、峠走をやってるワタクシからすればどうということはない、ハズです。
しかし、脚はあまり残っておらず、ペースはガタ落ちです。
と、そこでなんと!
いわき市出身の箱根ランナーで今回のゲストランナー、山の神の柏原竜二さんが登場です。
坂を上るランナーに声をかけ、場合によっては並走もして檄を飛ばしてくれてます。
ワタシの前のランナーには「息大きく吸って!そう、その調子!」と声をかけていました。
ランナーがいい具合にばらけていたこともあり、次はワタクシに声をかけてくれそうです。
「お、その走り!普段から峠走ってるでしょ!いい感じ、その調子!」
というのが予想コメントだったのですが。。。
柏原さん、なぜかワタクシをスルーして、私の10mくらい後方のランナーに声をかけ始めます。。
え。。
な
ぜ
だ
やはり顔が怖いからなのだろうか(泣)。
失意のもと、なんとか三崎公園に到着です。
この1km、503です。。
ここまででもかなり脚削られましたが、この後、さらに大変なことになります。
つづく。。