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食欲とマラソンの両立を目指しています

スポーツの競技人口について

スキーに行くたびに思うのであるが、スキーほど、スポーツ参加人口に占める競技参加人口の比率が小さいスポーツはないのではないかと思う。ここでいう競技とは、公式戦に限らず、人と競って勝ち負けをつけたり、記録に挑戦したりする場である。

子供の頃から含めれば何10回もスキーに行っているし、まあ人に見せても恥ずかしくないレベルでは滑れるが、スキーの競技に参加しようなどと思ったことは一度もない。周りでも、大学のスキー部とかに入っていた人を除けば、スキーの競技に参加したことがある人など聞いたことがない。
一方、ランなんか、私の場合、ランを始めるきっかけがレース参加だったくらいなので、スポーツ参加と同時に競技に参加してる。

ほかのスポーツだとどうだろう。
なかなか興味深い題材だと思うのだが(笑)、どうもこれを調べた統計のようなものはなさそう。。
球技や格闘技は、そもそも競技を行わない限りスポーツとしてほぼ成立しえないので、ここで論ずるのは個人スポーツもしくはそれに準ずるものということになろう。ラン、水泳、自転車、スケート、スキー、乗馬、サーフィン、ヨット、ボブスレー。。。

こうして挙げると、スキーだけでもないな、競技を行う人が少ないスポーツ。スケート、サーフィンも少なそう。

うーん、以下の2軸で考えると整理がつきそう。
①そのスポーツがレジャー的か(レジャー性)
②一通りできるようになるレベルと競技参加に求められるレベルの差(競技参加ハードル)

以下、筆者の勝手な理屈と推測に基づく適当な表です。

レジャー性 競技参加ハードル 競技参加率
スケート H H
スキー H H
サーフィン H-M H
乗馬 H-M H
自転車 M H-M やや小
水泳 L H-M やや小
ヨット M M-L
ラン L L
ボブスレー L L

サーフィンと乗馬とボブスレーはやったことないので特に推測です。すみません。

競技参加率が小さそうなスポーツに共通しているのは、
そのスポーツ自体が競技というよりレジャーの様相が強く、多くの人にとって、そもそも競うためのスポーツではないということ。

  • スケート:スケートすること自体が冬の風物詩的。彼氏彼女で手をつないじゃったりして。
  • スキー:冬のレジャーの代名詞。
  • サーフィン、乗馬:レジャーというほど気軽にはできないが、競おうというよりは、まずはこれそのものを楽しみたいというスポーツ。

あと、競技に参加するために求められる力量が高いと競技参加のハードルが上がる。
スキーやスケートなんて、ただ滑れるだけじゃとても競技どころではない。これは自転車にもある程度あてはまると思う。
水泳とランはどちらもレジャーではなく自己鍛錬的ではあるが、やはり水泳の方が競技会に参加するために必要な力量というのは高いと思う。タイム関係なくとりあえず泳げる、というだけで記録会や大会に出る人はいないのでは。
ランは、キロ8分でもレースに参加できる。要するに誰でも参加できる。NYCマラソンなんて5万人も出る。NYRRの小さいレースでも数千人。ちなみにProspect Parkでやってる自転車レースなんてせいぜい200人くらい。。

ヨットなんかはそもそも操船するだけでも相応の技術が必要になるので、逆に、操船出来る人にとっては競技参加のハードルは低い。レースに出るにはスタートの技術とかは必要だけど。大学でヨットのサークルに入っていたが、女子も含めて半分くらいはレースに参加していた。

ボブスレーはイメージで入れただけ。まあ、やるからには競技に出るためにやってそうな気がする。。

こうしてみると、ランのレースって誰でも参加できちゃうが、これってなんと特殊なことなのか。。

オチ、ありません。おしまいです。