皆さんこんにちは。
北海道マラソン走られた方、お疲れさまでした。
ワタクシは、26日の土曜日、立山登山マラニック(65km、標高差3003m)に参加してきました。
完走のハードルは高いと思ってましたが、結果は49kmの弘法エイド(標高1600m)の関門を通過できずDNFでした。
悔しさもあるものの、惜しかったねー、とか、あそこでああしてれば、とかいうレベルではなかったので、とっとと気持ち切り替えて秋のマラソンシーズンに向かいたいところですが、この大会自体はとても良い大会でもありましたので、一応レポ書きたいと思います。
1回で終わらせたいと思ったんですが、2回になりますかね。。
前日金曜日に休暇をとって飛行機で富山入り。
そもそもこれに参加しようと思ったきっかけは、昨年の富山マラソン用にマイルで富山行きのANAのチケットをとったのですが、富山マラソンは結局新幹線で行くことになったためANAのチケットが残っていたんです。これを1年以内に使わなきゃいけないので、「なんか富山でイベントないかな~」と思って見つけた、というものでした。
もうすぐ着陸。
なんか、能登半島へんまで行きすぎてから戻って着陸したのでこんな構図になってます。画面左方に見える河口が常願寺川の河口。明日はここから走り始めます。ゴールの立山山頂は、たぶん雲の中で見えませんが、とにかく見えないくらい遥か彼方です。。
ホテルチェックインまで時間があるので、昼ご飯です。
今度こそ(※)、富山ブラックを食べます。
※前回富山に来たとき、つまり富山マラソンの前日は、いとーしに「レース前日にラーメンなんか食ってんじゃない!」と叱られ、泣く泣く駅の立ち食いそば屋のうどんを夕食にしたのでした。あ、ちなみにいとーしは富山マラソン出てないんですよ。遠隔で叱られました(笑)。
黒いです。実物は写真よりも黒いです。
で、なぜライスと一緒かって?
食べると、驚きの塩辛さ。ちょっと身体に悪いんじゃないかと思うくらいの塩辛さです。
不味くはありません。美味しいことは美味しいです。ご飯がススム君です。
この店、富山ブラックでは老舗と言われる西町大喜という店です。
値段設定がナゾですが。
麺2玉の特大は並の約2倍の値段ですが、チャーシューもネギもメンマもスープも全部2倍なのかよ、とも思いますし、そうだとしても固定費はないのかよ、と言いたくなりますな。
周りを見ると全員並を注文してました。当たり前ですね。
その後、駅前のホテルにチェックインし、明日の準備を念入りに行います。
それでもまだ15時半頃なので、レース前日はあまり動き回ってはいけないのですが、フルマラソンみたいにタイムを狙って走るレースではなくそこまでシビアにならなくてもいいので、少し市内を見てみることにしましょう。
富山市はいまも市電が走っています。古い型もありますが、こんな新型車両もあります。
これに乗って富山城址公園へ。
おお、城だ城だ!
しかし、この天守閣のように見える建物は戦後建てられたRC造りの建物で、中は郷土博物館でした。。
んー。ほかにはあまり見どころはなさそうですし、暑いので、17時頃にはエキナカのうどんやでうどんを食べ、風呂に入って19時過ぎには就寝です。
前日はアルコールは控えているのですが、さすがにこんな時間に寝られないので缶ビールを一缶だけ飲みます。
さて、当日。
起床は0時30分。つーか普段だったら寝る時間にもなってません(笑)。
朝食はおにぎり2つにカップきつねうどん。
ホテルを出るまでの間にみたらし団子を食べます。
コムレケア錠剤飲んだり、BCAAカプセル飲んだり、いろいろと忙しいです。
日焼け止め塗ったりワセリン塗ったりB地区テープ貼ったり、いろいろと忙しいです。
そうこうしているうちに出発時間です。
スタート地点までのシャトルバスが2時20分に富山駅北口から出るので、深夜の富山駅に向かいます。
午前1時45分の富山駅南口。さすがに人はほとんどいません。
シャトルバスはぎゅう詰めなのかと思いきや、観光バス形式のバスで1人2席分の余裕を持ったキャパシティになってました。これは助かりました。
3時前にスタート地点の浜黒崎キャンプ場に到着。
雨具のチェックを経て受付し、室堂行き荷物と称名エイド行きの荷物を預けます。
そして、海岸へいきます。
「海抜0mから3003mの雄山山頂へ」ということなので、お約束でみんな海水を触ってくるのです。ワタクシも行ってみましょう。
ちょうどこのとき、山本さんというYouTuberの方(毎年立山登山マラニックの動画を載せている方)がナレーション付きで動画撮影されていました。ナレーション中だったのでご挨拶できませんでしたが、映り込むことにどうやら成功。
そんなこんなしてるうちに開会式。
この大会、いい意味で手作り感の強い大会でした。
運営委員長の人がいろんなところでランナーに声をかけたりしてましたし(私も少し話しました)、運営してる人の顔が見える大会でした。
委員長の挨拶から、「雄山山頂にいくぞー!」という掛け声とともに、午前4時にスタートです。
ここでもう一度コースのおさらいです。
全長65kmですが、常願寺川に沿って上り途中から支流の称名川の河床を上る称名エイドまでの区間(ロードのみ)と、一気に立山高原地帯まで登り山頂を目指す称名エイド以降の区間(登山道、木道、ロード)に分けられます。
称名エイドではシューズドロップ(シューズ以外も可)があるので、そこでトレランシューズに履き替えるのが一般的。
①スタート~岩峅寺エイド(20km地点、標高180m、関門7:00)
ここは常願寺川沿いの河川敷または土手の上を走る平坦なロード(一部砂利)です。
②岩峅寺エイド~立山駅エイド(38km地点、標高475m、関門9:00)
岩峅寺からアップダウンが始まります。太陽も上がってきてキツい区間。
③立山駅エイド~称名エイド(45km地点、標高980m、関門10:15)
7kmで500mを上ります。まだロードです。称名エイドは標高980mかつ最後は10%を超える激坂ですが、まだここは称名川の河床です。
④称名エイド~弘法エイド(49km地点、標高1610m、関門11:30)
称名川の河床から、立山の溶岩台地(高原地帯)へ、八郎坂という急坂登山路(2.5kmで500m上昇)を通って一気に上る区間。八郎坂は走行禁止。
⑤弘法エイド~室堂エイド(61km地点、標高2450m、関門13:30)
⑥室堂エイド~雄山頂上(65km地点、標高3003m)
一の越を経て雄山山頂に向かう登山区間。一の越~山頂は走行禁止。
一番の難所は④ですが、そこをクリアしても先は結構長いですな。。
さて、スタートから夜が明けるまではヘッドライト(私は腰につけてましたが)の明かりを頼りに進みます。
20kmの岩峅寺までは常願寺川沿いの土手や河川敷を走るほぼ平坦なルートです。キロ530前後で行ければいいと思ってました。
最初は、あまりの先の長さにゲンナリしていましたが、数キロ走るうちに身体も軽くなり、計画どおり530前後の安定したペースで快調に走れるようになってきました。
今日も気温は35℃くらいまで上がる予報ですが、日が出ていない今はまだ涼しいです。
ところどころで土手の上り下りのZ坂があるのですが、そこでざっと見たところ、25~30番目くらいを走っているようです(全体約250人)。悪くありません。
先も長いし皆さんペースの上げ下げもほとんどなく、近くを走る人もほぼ固定です。
一人女性ランナーが近くを走っていたのですが、沿道から「女性でトップですよ!」という声が聞こえてきました。
女性トップの人と同じ位置であれば、ますます悪くありません。
この調子。
このまま20kmの岩峅寺エイドに入ります。
ワタクシの補給計画では、ここでおにぎり2つを食することになっていました。
いざ現場に着くと、そんなん食べてられないよ、と思うのですが、過去からの学びが教えるところは「そのときの気分に左右されず計画通り補給せよ」というものなので、むしゃむしゃほおばります。
しかし、みなさんエイドであんまり滞在しないんですね。私がおにぎり食べて、水をフラスクに補給して、のんきにエイドの写真なんか撮ってたもんですから、女性トップの人も含めて、岩峅寺まで近くを走ってた人はとうにいなくなっていました。。
やばいやばい、オレも行かなきゃ。
順調だったのはここまでなので、続きは次回に回します。