さて、世田谷246ハーフのレポその2です。今日で終わらせます。
レポその1ではスタートしたところでした。
もう最初にラップ載せちゃいましょう。
スタート~5km
スタートロスは8秒。
周りが結構速いので渋滞といった感じはなく、比較的スムーズですが、駒沢公園内の最初の方は結構狭かったです。が、ほどなく広くなって公道に出ると1km地点。
最初のラップは354。まあ、こんな感じでしょう。
少し走ると左に曲がって国道246号に入ります。
この頃には概ね自分の位置もほぼアジャストできた感じです。集団ができるわけではありませんが、なんとなく前後のランナーもだいたい固まってきて、適度に距離をおきながら走る感じです。
15mほど前を走るランナーはGoProで撮りながら走ってます。うーむ、あのランナーの前に出れば写り込めるな。。
だがしかし、少し速い。。ここは自制します。
コースは、緩いアップダウンがありながらも、基本下り基調です。
2kmのラップ353、3kmのラップ345。
下り基調なので、特にキツくはありません。いまんとこ、作戦通りです。
建前上、無観客レースとなっていますが、沿道にはそれでも応援の人がまばらではありますがいてくれてます。やっぱりレースはいいなあ。
環八の立体交差をくぐりぬけて一気に二子玉川に向かって下っていきます。二子玉川の駅前を走り抜けるのはなかなか気持ちがいいです。
駅を過ぎたところで5km。ガーミンと少しずれてますがオフィシャルでは5kmの通過は19分17秒でした。5kmのPBやん。。下りだけど。
5km~10km
5kmまでで40秒超の貯金を得て、ほぼ作戦通りです。ここからは住宅街の中をうねうねと走っていくコースになります。
スタート前にトイレに3回も行き、これ以上トイレに行きたくなるとマズいのでスタート前の水分補給を控えたため、スタート時から喉が結構かわいてました。6km過ぎでようやく第一給水ポイントです。コップはデカいですが、水の量、少な。。
まあでもとりあえず水分補給してホッとします。
住宅街の狭い道を走りますが、地元の人が応援してくれます。
「本日の主役はコロナや木下ではなく君だ!」という紙を持って応援してくれてるおじいさんがいました。
木下って誰やねん(笑)。。でも元気づけられます。
この間も、キロ4を見ることなく何とか作戦通りです。
ちょっと前まで「キロ4?はえー、こえー、ガクブル」とか言ってたくせに、「キロ4見ずに」とかエラそうですね。。(笑)。
この辺まで来ると、前後のランナーはほぼ馴染みの顔ぶれになってるのですが、その中でも、ブロックBのゼッケンをつけた、これもまたエルドレッソ風ウェアのランナーが気になります。246走ってるときから抜きつ抜かれつです。このランナーとは最後まで絡み合うことになります(笑)。
そのうちに多摩川沿いに出ます。こちらは川沿いの公道を走ってますが、もうすでに折り返した後のトップ集団が土手の上のサイクリングロードを走ってます。はえーな。。
折り返し点まだかなあ。確か東名くぐってから約1kmってキクチさん言ってたよなあ。
ようやく東名をくぐり、折り返し点が近づいてきたので、キョロキョロします。カープ菊池ユニを探すと、あ!いました、キクチさん。
コース右側に行こうとしますが、ちょうど2人ほど私を抜かそうとしてたランナーがいてたとこだったので、いいから早く抜かせよ、こっちは大事なとこなんだよ、と軽くイラつきます(笑)。
で、「キクチさんっすか」と「「はい」としか言わせねーぞ」的な脅迫っぷりで迫り、初対面も初対面なのにハイタッチまで要求する始末。。
ホント、大変失礼しました。でも本当にありがとうございました。
折り返した後も、反対側から手を振っていただき、それに応えて元気100倍でした。
で、折り返しはだいたい9km地点なんですが、10kmまで何とかキロ4見ずに来ました。
オフィシャルの10km通過は39分13秒。これまたPBやんけ。
10~15km
しばらく、多摩川の土手の上のサイクリングコースを走ります。Bゼッケンのエルドレッソ風ランナーは、私の後ろについてますが、だんだん離れている気配です。一緒に行こうぜ、と心の中で余裕かまします。
ところが、ここにきて、日差しがきつくなってきました。土手の上で日差しを遮るものがないこともあり、暑くなってきました。うわ、ちっとこれ苦手な気配かも。
しかし、何とかキロ4カットのペースで走り続けます。11.5km過ぎで、土手の上から二子玉川緑地に下る箇所がありましたが、ここで調子に乗って4~5人一気に抜かしてしまったのですが、これで少し負担がかかったかもです。
その後、兵庫島から兵庫橋を渡って上るところで、いよいよキツくなってきました。
Stravaで繋がってるランナーの方が、この上りの後で撮ってくれた写真です。
黒いのはさておき、ヘロヘロの状態です。後ろ、元気そうなランナーが迫ってるやんか。。
コースはこの後、多摩堤通りに出ますが、基本は土手の上で、引き続き日差しが強く、ここから15kmまでが今回一番つらかったです。
13kmのラップは407と、初めてキロ4をオーバーします。
Bゼッケンのエルドレッソ風ランナーはもちろんのこと、13~15kmの区間では抜かされまくりでした。ここまで前後のランナーは、抜きつ抜かれつしつつもほぼ馴染みでしたが、ここではこれまで登場しなかったランナーにもどんどん抜かされました。
あー、このままオレ落ちていくんかな、と弱気になります。しかも15km過ぎには最大の難関の上りが待ち受けてます。85分とか全然ムリやん。PBどころか90分も怪しいわ。。
14kmのラップ406。思ったほどラップは落ちておらずなんとか食い下がりますが、気持ち的にはギリギリです。
でも、15km過ぎの上り、なぜかこれを待っている自分がいました。
15km~ゴール
15km地点を過ぎて、いよいよ最大の難関です。
とにかく上るしかありません。ヘロヘロでスピードは大きく落ちるのですが、周りのランナーよりは相対的には速いようです(峠走やっててよかった)。多摩堤通りで私のことを抜かしていったランナーの何人かを抜かし、何人かに追いつきます。後のことは考えず、とりあえず上ります。追いついたことで少し前向きな気分になります。
上りきって環八を超えたところで16km地点。16kmのラップは418。
418?
これを見て一気に元気になりました。キロ5を覚悟してたこのラップが418で済みました。13~15kmでのロスを一気に取り戻しました。
尤も、1kmずっと上ってるわけじゃないので、上り区間はキロ5超えてたかも分からんのですが、そんなことには気づかず、単に418で済んだことを見て喜びます。
これ、85分切り、まだ行けんじゃね?
俄然元気になりました。東急大井町線の陸橋の上で、さっきの上りで抜かした女性ランナーに並ばれますが、女性ランナーの姿を眺めながらしばらくついていかせてもらいます。
その後も微妙に上ったりしてキロ4オーバーするのですが、やる気は出てきました。
等々力7丁目の交差点を左折して駒八通りに入ります。感覚的には、駒沢公園まであと一歩です。
ここで再び下りがあります。一気に加速して、一時は随分前の方に行ってしまったBゼッケンエルドレッソ風ランナーをパスします。その後上りが続きますが、もうこれが最後の上りです。これを上ればそこは駒沢公園です。
駒沢公園に帰ってきました。
といっても、実はここからまだ結構走らされます。まだ2km以上あります。
最後の上りで消耗したせいか、さきほどの女性ランナーにも、エルドレッソ風ランナーにも抜かされてしまいます。なんか前方に小集団ができていて、「あーあの人たちまでは85分切りで、オレは85分切れないんだなー」と意味もなく弱気になります。
普段走ってる駒沢公園のコースの、一番嫌いな微妙な上り区間をヘロヘロになりながら走ります。前の集団に追いつきたい、でも全然差が縮まりません。でも、辛いなかでも、カフェイン効果か、身体は何とか動き続けてます。
おいおい、競技場はまだかよ、ってくらいなかなか長い距離走らされるんですよね、これ。
競技場が見えてもなかなか中に入らせてもらえません。でも時計を見ると85分切りはなんとかなるかもしれません。
ようやく競技場の中に戻ってきました!
観客はいませんが、青色のタータンが眩しく光ります。遠くにゴールのゲートが見えますが、この時点でまだ1分半以上あります。
これは行けたぞ!
元気になって1人パスし、そのままフィニッシュラインを駆け抜けます。
84分2秒。
やりました!
まさか世田谷246で85分切れると思いませんでした。
ヴェイパーフライを投入し、カフェイン投入し、キクチヒロシさんパワー投入しました。このおかげだと思います。
ゴールしたところで、エルドレッソ風ランナーに声をかけます。最後は7秒ほど負けてしまいましたが、抜きつ抜かれつで一緒に頑張って走ってきました。
一緒に走らせてもらって85分切れました。ありがとうございます。
荷物を受け取って競技場を出たところで、ラン教室のコーチが出迎えてくれました。
85分切りを報告しましたが、いつも一緒に走ってくれてる若者のタイムを訊いたら76分だって。。はえー。
まあでもとにかく、今回の結果には素直に満足です。
シューズドーピング、カフェインドーピングの効果もありましたが、撃沈覚悟で前半から攻めていった作戦は、まあまあうまくいった感じでした。
今シーズンエントリーしてるフルは、富士山マラソンといわきサンシャイン。何も下調べせずに、きついコースのを2つ選んでしまいましたが、サブスリーに向けて、コースを言い訳にせずに、がむばります!