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食欲とマラソンの両立を目指しています

Zwift始めた→やっぱ固定ローラー欲しくなった

NYの冬は寒い。雪も降る。うちの近くは道路も悪くムダにアップダウンがある。
とても実走する気にならないので、Zwift始めることにした。

1. Zwiftやるときの機材構成
自分の場合は以下の機材構成で始めた。
・自転車:Cannondale CAAD9
・ローラー台:JetBlack R1 (3本ローラー)
・センサー類:Powertap、Cateye心拍計(ANT+)
・受信側:amazonで買ったUSB ANT+ stick ($16.99)と延長コード($4.99)

新しく買ったのは受信側のUSB ANT+ stick(ドングル)と延長コードのみ。
Zwiftのコースに合わせて負荷を変えたいとかいう贅沢を言わなければ、とりあえず少額投資で始められる。パワーメーターがなくてもスピードセンサーやケイデンスセンサーだけでもとりあえず出来るらしい。

2. 感想
ローラー台でトレーニングする際の最大の難敵は退屈であること。今のところWork-outメニューばかりやっているが、Eventに参加しなくても周りの景色が動くだけでも退屈さがだいぶ和らぐ。
実は3本ローラーにまだあまり慣れておらず(やっと両手離しができるようになった程度)、300Wを超えてくるとふらついて落車の危険が高まる(実際に何度か落ちた)こと、同じく300Wを超えるとローラーの爆音により家族から罵詈雑言強烈なクレームが来ることから、やっぱ固定ローラーが欲しくなった。固定でやったら思う存分できるのに。。

3. 3本ローラーと固定ローラー
これまで固定→固定→3本 と乗り継いできた。
最初の固定はEbayで70ドルくらいで買った安物で、それではあんまりというんで、ミノウラのLR760というまともなのを買ったのが2台目。
3本に一度は乗ってみたかったのと、固定だとフレームに与える影響が心配されたので、JetBlackのR1という3本ローラーを買ったのが約1年前。しかし、相当に研究を重ねたにもかかわらず、日本の家では住居と共鳴する振動音が抑えきれず(家族からのクレームだけでなく、自分でもこりゃだめだというレベル)、また3本購入と同時にLR760を売ってしまったこともあり、結局室内トレーニングから遠ざかり、速く走ることを度外視してただ単に景色が良さそうなところにいくレクリエーショナル・サイクリング(自称ヒルクライム)に徹したのが昨年(7月まで)であった。
昨年7月にNYに引っ越してきて、何回か遠出をしたものの、自称ヒルクライムにもならないような丘しかないなど思いのほか実走環境が悪く、徐々に自転車から遠ざかり危うく2度目の盆栽生活に入るところであったが、新年を迎えたところで気を取り直して、Zwiftでも始めるか、と思い立って再び3本ローラーを引っ張り出してきたのであった。
どうも、世間では固定と3本を比較すると3本を礼賛する人が多いようなのだが、私は3本買った当初から、3本はフレームに影響を与えない以外はいいことないな、と思っていた。ペダリングの練習になる(3本)vs 心肺能力・筋持久力を鍛えるトレーニングになる(固定)というのが基本的構図だと思うが、ペダリングというのは練習するというよりも習得するもの(できるようになればとりあえずはおしまい)である一方、心肺能力・筋持久力はどこかのレベルまで鍛えればそれで終了というわけではなく継続的に鍛えることに意味があるものなので、継続的に使用するトレーニング機材としては固定ローラーに軍配が上がるというのは、ロジカルに理解に易いところであろう。乗りこなせれば3本でももがきを入れたり極限まで追い込むことはできるのかもしれないが、わざわざ不安定な3本でそれをやる必要はないし、そもそも自分は300W程度ですでにふらつく有様なので、乗りこなすのを待っていては肝心の心肺・筋持久力トレーニングがいつになってもできないことになる。
で、Zwiftで久々にパワーを意識してトレーニングを始めてみると、心肺トレーニング・筋持久力トレーニングに専念できる固定がどうしても欲しくなったというわけ。

4. 今回買った固定ローラー
実走ができないのでZwiftやるというだけであり別にZwift命ではないので、スマートトレーナーなぞ買う気はさらさらなく、へんてこりんなメーカーのでなければ別に安くていいと思ってた。
あるある。
EliteのSuperCrono Mag Force っていう、よく分かんないけどどうみても一番下のグレードと思われる固定ローラーが、いろんな付属物もついて12,000円台。あ、もうこれでいいです。
www.wiggle.jp

これはいわゆる自重式っていうのか、後輪ハブをローラー台に固定したあと、自転車自身の重さでローラーとタイヤとの接触圧を確保するというもの。前に使っていたLR760はローラーの方についているツマミを回してタイヤとの接触面の圧力を調整していた。Eliteの方がラク。
速度を上げていくとローラー自身の回転音はLR760よりも大きいが、我慢できないほどではなく(3本に比べれば全然静か)、また純粋にローラーの回転音だけがする感じ。日本で悩まされた振動音はほとんど発生しない。今のところ、何の防音対策もせずに使用しているが、特段問題は発生していない。ただし、現在の使用環境は、地下ガレージの横の地面がコンクリートの地下室で使っているので、日本の家屋で使うともっとうるさいのかもしれないが。
そもそも固定ローラーは、よほどうるさくなければ、「乗れればよい」くらいのものと思っているので、まあ、今回のEliteで特段なんの問題もない。あえて言えば、マニュアルの図解が分かりにくく、やたらめったら図が多くてややこしいなと思わせるが、要は、組立はローラー部分をネジで本体に固定するだけ、調整時の留意点として、後輪の固定はローラー台の固定軸がクイックリリースに接したときに固定レバーの角度が55~60度くらいになるように固定軸の出代を調節する、ということだけ。
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固定には3台乗ったが、はっきりいって値段の差がよく分からない。3万円以上もしたLR760ってのは一体何だったのだろうか。。
とりあえずは室内トレーニングの環境は揃ったので、もう言い訳はできまい。