この夏、立山登山マラニックもあるので、一回は登山に行っておきたいと思っていました。
ちなみに、ワタクシ、登山はかなり初心者です。
これまでの山遍歴は。。
小学生時代
大山や丹沢に何回か、立山、鳥海山、白馬岳、八海山 (全て父親に連れて行ってもらったもの)
大人になってから
Mt. Washington、Mt. Panther、大菩薩嶺、富士山、藻岩山(全て2020年以降)
以上。。
ま、要するに最近まで山にまるで関心がなかった人、ということでつ。。
さて、そうも言ってられないので、山登りです。
今回の条件は、公共交通機関で日帰りできること。
うーむ、丹沢とか奥多摩だと面白くないなあ。
山梨方面も、いつも峠走とかヒルクライムで行ってるもんなぁ。。
💡💡💡
そうだ巻機山行こう!
mamikoさん (id:maminxx1217) のブログの巻機山の記事を思い出したんでした。なだらかな山容が魅力的で一度行ってみたいと思っていたんでした。
電車で日帰りできんの?
できました!
(記事、長いです。写真多いです)
6時8分発の上越新幹線とき301号で越後湯沢へ向かいます。
早朝便なのにほぼ満席。
夏休みシーズンだし金曜日だしな。
7時22分越後湯沢着です。
ふつうだとここで上越線に乗り換えて六日町に行き、六日町からバスで登山口の清水まで行くのですが、越後湯沢での乗り継ぎが40分くらいあって異常に悪く、これだと清水行きのバスに間に合わんのです。
ダメ元で調べてみたら、越後湯沢から六日町までバスで行くと、六日町で清水行きのバスにギリ間に合います。
そのかわり、越後湯沢での乗り換え時間は5分。
5分前行動しないと気が済まないワタクシにとっては、割と緊張します。
事前に越後湯沢駅ホームのエスカレーターのそばの号車を調べて、その号車の出口至近の座席を予約。駅につくやダッシュ。
ま、3分くらい遅れてバスが来たので、全然余裕でした笑
こちら立派な越後湯沢駅。
六日町でのバス乗り継ぎもなんとかでき、登山口の清水に着きます。
こっから登っていきます。
先に結果です。
ちなみに、クルマで行くと、この清水よりもう少し上の桜坂駐車場まで行くことができます。
清水から桜坂までは2kmほど舗装路の上りです。
クルマだとこの辺まで来れます。
登り口。
左のヌクビ沢とかに行ってはなりません。井戸尾根コースです。
最初のうちはこんな感じで樹林帯の中の上りです。
景色もないしあまり面白くないので、ガシガシ上って早く稜線に出ましょう。
結果的には、ここでガシガシ登り過ぎてあとからキツくなりましたが。。
空が明るくなってきたなと思ったら五合目です(標高約1100m)。
清水から五合目までちょうど1時間。ガシガシ登り過ぎました。
五合目からはこんな感じで少し明るくなってきます。
ところどころで眺望もあります。
これは六合目付近ですかね。
ヌクビ沢が見えます。
あんなとこ普通の人は登れまてん。
そういえば、巻機山は虫がけっこう多いと聞いていたので虫除けを持参しスプレーして歩いていたのですが、今回は、虫のほとんどはトンボだったので(数はすげー多かったですが)、特に気になりませんでした。
標高1500mくらいで樹林帯を抜け、景色が開けてきます。
こっちは下界の景色。
見晴らしは利くのですが、結構急な上りになってきます。
登り切ったところがニセ巻機山。
ホンモノはこの先です。
こんな木道も出てきます。
あと一登り。これを登れば。。。
巻機山到着!と言いたいところですが。。
実際の頂上はこっからもう少し先なんですね。なんでかしらんけど。
しかし、ここまで来ると、景色はこんな感じです。
優しくなだらかな山容。
草原を緩やかに上っていく小径。
そしてところどころに見られる池塘。
これぞ巻機山ですね(初めて来たクセに。。笑)。
このケルンが積んであるところが本チャンの巻機山です。
さ、こっからもう少し足を延ばして牛が岳まで行ってみましょう。
この先の左側の頂が牛が岳です。
遠そうに見えますが、なだらかなので意外とすぐ着きます。
ちょうどお昼なので牛が岳でお昼ご飯としましょう。
牛が岳からの眺望。ちょっと曇ってますね。
この、道も何もついていない尾根筋も気になりますねー。
さ、巻機山に向けて戻ります。
この景色。
天国かよ、と言いたくなります。
これは本当に来てよかったです。
有名なニコちゃん池。
巻機山(標識あるとこ)に戻ると、八合目くらいでお会いした、人のよさそうな男性2人組にまた会います。
「牛が岳まで行ったんですか。我々はケルンのとこで引き返しました」と言われたので
「ま、牛が岳もだいたい同じでしたよ」
と答えます。
ま、だいたい同じでした。
私はこっからさらに分岐して割引岳(われめきだけ)に向かいます。
割引岳への道。左側にみえてるのがそれです。
最後の上り結構きつそう。
巻機山にもどると、さきほどの2人はまだいたので、また少し話をして、写真を撮ってもらいました。
さ、こっからは下りです。
ニセ巻機山の登り返しがすこしありますがそれ以外は下るだけ。
もう楽勝だと思っていたのですが、ここに来て日差しが強くなってきました。気温も高いです。
下界の南魚沼市の予報では最高気温36℃だったので、ここも25℃くらいはあるんでしょう。
ここまで割とガシガシ歩いてきたツケもあり、急激に暑くなってきたこともあり、なんかヤバそうな感じです
(また下りで死ぬのかよこいつは)。
八合目で小休止。座って少し落ち着きますが、八合目はまだ樹林帯に入ってないので、こんなとこで休んでたら暑いだけです。
六合目くらいから日陰も出てきますが、暑いし、脚も動かないしで、ヘロヘロです。熱中症っぽい感じもします。
四合目で意を決して10分間休むことにしました。
牛が岳で昼ご飯食べたときでさえ6分しか休んでないので、本日最大の大休止です。
10分休むと、その間なにも補給してないのに(もう補給もほぼ切れてた)復活するもんですね。
そっからは普通に歩けて、15時過ぎには清水に到着しました。
しかし、清水とニセ巻機山の間、上り2時間8分、下り2時間25分(いずれも休憩時間込み)。。
下りの方が遅いってなんじゃそれ。。
到着したはいいのですがバスの時間は17時15分。2時間もあります。
そこで、トレランベストや帽子洗って、シャツも洗って干すことにしました。この日差しです。すぐ乾くでしょう。
で、周りに誰もいないので、日焼けよろしく半裸でウダウダしていたら、アウディのごっついSUVが桜坂の駐車場の方から下りてきて、何やらこっちの様子を伺ってます。
なんかヤバそうな人が乗ってるような雰囲気だったので警戒モードに入っていると、なんとその車こっちに来て私のすぐ脇で停まるではないですか。
ちょ。
と思ったら、今日何度も会ったさっきの男性2人組でした。
「駅まで乗っていきますか」
なんと親切な。
しかし、ワタクシ汗ぐちょでこんな高級車のシートを汚すわけにもいきませんし、何より干してるところでもありましたので、丁重にお断りいたしましたが、とても親切な方々でした。
で、バスで六日町に行き、お風呂。
で、六日町の居酒屋でビール。
この瞬間を待っていたのですワタクシは。
で、帰りは六日町から上越線で越後湯沢に行き、19時40分の新幹線に乗り、無事帰宅いたしましたとさ。
巻機山。
天国度合いがすごくて、本当に行って良かったです。ブログ記事で教えてくれたmamikoさんに感謝です。
そして、なんとか電車・バスで日帰りできました。
ではまた。