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コンパクトかノーマルか -クランクの話

ロードバイクを買う際に、コンパクトクランク(50-34)にするかノーマルクランク(53-39)にするかは、買う前によく考えておいた方がよい。買った後で替えようとすると、クランクってのはそこそこ値が張るパーツだから。

で、どちらにするか。

コンパクト派の方もいれば、ノーマル派の方もいるだろうから、反対意見もあるだろうが、私は迷わずコンパクトクランクを選ぶ。
※どちらにもこんなメリットとデメリットがあると列挙したうえで、結局どちらにするかはあなた次第です、というような記事は書きたくない。一例としてコンパクトを選ぶ人間の考え方を紹介する趣旨。

理由は以下の通り。
①単純に、小さい部品の方が軽い
 あえて重い部品を選ぶ必要はないという簡単な理由。

②53-11Tという重いギアは不要だとは言わないが50-11Tとそれほど変わらない
 ギア比は前者が4.82で後者が4.54。時速60kmで走る時のケイデンスは前者が94、後者が100。まあ、変わると言えば変わるが、時速60kmがある程度の時間出るときというのは多少なりとも下り坂のときだろうから、そんなに問題にならない。

③通常走行時にフロントのシフトをなるべく避けたい(これが最大の理由)
 通常、平坦路を普通に巡航する際のギアは50-16T。下りで速度が出れば50-13Tくらいは普通に使うし少しくらいの上りなら50-21Tまでで走る。したがって、コンパクトであれば通常走行時にはアウター縛りで走ることができる。これがノーマルのアウターで同じギア比を実現するには、50-21Tと同じギア比は53-22Tであるが10速11-23Tのカセットであれば22Tはないので結局53-23Tとなりアウターローとなってしまい、それを避けるためにフロントシフトが発生する。したがって、フロントシフトを回避するには、カセットの方を12-27Tというような大カセットにする必要がある。同じギア比を実現するなら、大チェーンリングに大カセットの組み合わせより、小チェーンリングに小カセットの組み合わせの方が、軽量化の観点から、いいに決まっている。
ただし、普段からもっと重いギア域で走ってるという人ならば、ノーマルクランクでも通常走行時のフロントシフトが回避できるだろう。
※仮にノーマルクランクでインナー走行を通常とするならば、50-16Tに相当するギア比は39-12Tとなり、下り坂等でさらに加速できるときにこんどはインナートップを避けるためにフロントシフトが発生するということが起きる。

④インナーが39じゃ登れない。
 へたってくると34-23Tで上ってることが多い。これと同じギア比をノーマルクランクで実現しようとすると39-27T。結局カセットは12-27Tが必要になる。そうすると③と同じで、小チェーンリングに小カセットの組み合わせの方がいいに決まってる。

⑤唯一の難点は、見た目がノーマルクランクの方が格好いいこと。しかし、カセットは小さい方が格好いい。コンパクトクランクじゃなきゃ11-23なんてカセット使えないので。。

まとめ
ノーマルとコンパクトとどちらが速いということはない(当たり前だけど)。
通常走行時にフロントシフトをできるだけ避けるために、通常走行時のギア比レンジを実現するためのリア歯数域がリアカセット歯数の中心域に分布するように、クランク(チェーンリング)とカセットを適切に選ぶことが重要。その際に、大チェーンリングに大カセットの組み合わせよりは、小チェーンリングに小カセットの組み合わせの方が軽量化できるので、コンパクトを選ぶ、ということ。