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食欲とマラソンの両立を目指しています

九州ソロ旅行2日目~あゝ憧れの長崎、そして軍艦島

皆さんこんにちは。


旅行2日目の今日は長崎にいます。


長崎といえば、全国47の都道府県庁所在地の中で一番エロい都市というイメージです。
(注)2番目は金沢

海を見下ろす高台の家にまだ若い未亡人の女性が住んでいて、ある夏の暑い日に亡夫の親友と称する男がその家を訪ねてくる。そして、、
っていうイメージです(なんだその妄想)。


今日はそんな憧れの長崎での1日です(憧れんな)。


一応、宿泊地では走るということにしているので、まずは走りますか。

行先は平和公園。それから浦上天主堂にも寄りました。


今日は1日雨の予報なんですが、りる氏は極めて強力な曇男なもんですから、走ってる間は降られませんでしたね。ラッキー♫


ホテルに戻りシャワーを浴びてチェックアウトします。
で、本格的に長崎観光です。



まずは定番の大浦天主堂からのグラバー園
市電に乗って石橋という終点まで行き、斜行エレベーターで山の斜面を上ります。

上ったところからの景色。
そうそう、こういう斜面に建った高台の家がイメージ通りなのですよ。
ネコちゃんもいます。


南山手レストハウスから、細い道を抜けて祈念坂を下りていくと


大浦天主堂です。国宝です。


で、こちらがグラバー園

グラバーってのは人の名前だというのを初めて知りました(汗)。
港の眺めがいいです。


で、てくてく歩いてお昼時になったので、ここはやはり長崎ちゃんぽんでしょう。
長崎の人に言わせてもリンガハットが一番美味しいという声もよく聞きますが、さすがに地元のお店に入りましょう。

また昼から飲んでるし。。



で、午後からは本日のメインイベント、軍艦島ツアーです。

言わずと知れた軍艦島
石炭採掘のために鉱山従事者とその家族が、周囲わずか1200mの小島に最盛期は5000人以上住んでいたという。

これは見ておくべき場所でしょう。



軍艦島上陸ツアーは何社かで実施していますが、ワタクシは「やまさ海運」という会社のツアーに申し込みました。
一番ちゃんとしてそうって理由です。


ただ、実は天気が心配です。

というのも、軍艦島に上陸するための気象条件が定められていて、波高50cm以下、風速5m以下、視程500m以上でないと上陸できないのです。
上陸できない場合は、島の周りをぐるっと回る周遊ツアーに変更になるのが通例。

雨こそ降っていませんが、曇男の威力で、海上は曇りというか霧がけっこう濃いです。
実際、午前中の便は上陸できなかったとのこと。


ま、とにかく出航です。上陸できるかどうかは島に着いた時点で判断です。

出港すると、長崎の発展を支えてきた三菱の造船所が見えてきます。
それと女神大橋


40分ほどで軍艦島に着きますが、波、風はともかく、霧で何も見えません。

一瞬、桟橋と島の一部が見えましたが、、

視程500mどころか50mもありません。
こりゃあかんでしょう。。


ほどなく船内放送で、今日は上陸できないことが知らされました。

ガックシ。
ま、でもこの霧じゃ上陸したって何も見えやしません。


で、島の周りを一周する周遊ツアーに切り替えたのですが、そもそも島自体が全く見えないので、とうとうこのまま港に帰ることとなりました。


結局、上陸もできず、島の姿かたちもほとんど見えずでした。

これ、ちょびさん、、(以下略)



いえいえいえ、これ、全額返金となりました。

マジで?


沖合19kmまで船出してもらって、船の中では観光案内の放送もしてくれ、島に着いてからもなんとか上陸できないかと霧の晴れ間を待ってくれたりしてたのですが、なんと全額返金です。

自分とこにコストがかかったかどうかでなく、客の求めていたものが提供できなかったからってことなんでしょう。
乗組員の人や港の窓口の人がしきりに申し訳ございませんでした、って謝るのですが、いえいえ誰も悪くないです、船出してもらったのに返金してもらってこちらが申し訳ないです。

こういう姿勢、どっかのマラソン大会も見習ってほしいもんです。マジで。




さて、夕方までまだ時間があるので長崎の街を歩きます。


中島川と眼鏡橋

まだ生まれてない人もいるかもしれませんが、1982年の大雨で長崎は大水害に見舞われ、この眼鏡橋も流失したのでした。

背後が山だけのすり鉢状の地形なので、大雨が降ると水が急激に全部長崎の街に流れ込んでしまうんですね。。


で、この長崎の地形を意識しながら中島川を歩いていると、他の土地から極めてリモートな場所にいる感覚を覚えるのです。

通常海沿いの大都市というのは、大きな川の河口にあって、その川を通じて川上の中流の街との関わりもあるもんです。少なくとも川を通じて地域の広がりを感じるのです。ところが山に囲まれている長崎を流れている川はこの目黒川ほどの川幅しかない短い中島川。これを遡っていっても長崎市を出ることはありません。


こういうリモート感もまた、長崎を特別な街にしているのでしょう。



こちら立派な諏訪神社


で、やはり高台フェチのワタシとしては、高台の住宅地にはりめぐらされている坂や階段に惹かれます。
これを上っていくと、ほんとに軒先をすり抜けるような、もちろんクルマなど通れない細い道が家々を縫うように走っていたり、ほんとに階段でしか辿り着けない家が普通にたくさんあったりするんです。

山の斜面に住むための工夫と苦労をひしひしと感じます。

名もなき道や階段ですが、いくら歩いてても全く飽きません。





そんなこんなで夕方になりました。
長崎にもう一泊してもいいんですが、そうすると佐賀が通過するだけになってしまうので、今日のうちに佐賀に移動して佐賀に泊まることにしました。


夕食は、軍艦島ツアーで返金されたことだし、美味しいもの食べようと思ったんですが、曇男の効力は佐賀県に来たらなくなったみたいで、土砂降り。

駅から出ずに行けるところってんで、なぜか九州行ってまで伝串(笑)。


明日は、美味しいもの食べます。



ではまた。