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中央分水嶺越えライド~妄想の高原地帯へ(志賀坂峠-ぶどう峠-馬越峠)

皆さんこんにちは。

昨日の土曜日、やろうと思ってたことその①の、中央分水嶺越えライドをやってきました。


計画してたコースはこんな感じです。

秩父鉄道皆野駅から、志賀坂峠、ぶどう峠、馬越峠の3つの峠を越えて、小海線信濃川上まで行きます。
距離100km、獲得標高2500mってとこです。


今回、中央分水嶺を越えるライドということですが、コンセプトとしては、秩父の奥の超山奥の峠を越えて、八ヶ岳山麓の明るい高原地帯に下りる、というもの。

秩父の奥の峠はいくつかあるのですが、道路状態もよく、鉄道駅からのアプローチもそんなに長くないぶどう峠を選びました。
ぶどう峠って、どう見ても葡萄峠だと思ってしまうのですが、漢字で書くと武道峠らしいっす。

んー、漢字の方がイケてるな。。


で(ここから分水嶺フェチ警報)、ぶどう峠は、利根川の支流である神流川の水源に位置する峠なんですね。
一方、秩父鉄道で行く秩父近辺というのはご存じのように(しらねーよ)荒川の上流にあります。
利根川と荒川は河口まで合流することはないので別の水系ってことになるので、利根川流域と荒川流域は全然別の世界なんです(普通の人にとってはどーでもいーでしょうが、分水嶺フェチ的には超重要笑)。

で、荒川流域からぶどう峠に行くには、利根川水系である神流川流域に移動する必要があり、そこで越えるのが最初の志賀坂峠というわけです。


ちなみに、最後の馬越峠は、志賀坂峠とぶどう峠だけだとちょっと物足りないので最後に付け加えてみました。
デザート感覚で付け加えてみたのですが、実はぶどう峠より標高が高く、意外とキツそうです。

もし途中でヘタってしまったら、ぶどう峠を越えたあとにそのまま小海線の小海駅まで下れるエスケープオプションもあるコース。遠くまで行くので、一応こんなことも考えました。


前置きなげーナ。


さて、4時起床で、始発で皆野に向かいます。

東上線で寄居まで行って寄居から秩父鉄道に乗ります。
寄居の駅はムダに構内が広く、鉄分が刺激されます。


あー、この辺、中学校の地学実習で来たなー。


皆野に到着。8時12分。家を出てからすでに3時間半が経ってます。


皆野出発は朝8時半。
しばらくは田園地帯の快適な道です。GW初日ですが交通量も多くありません。


待ってろよー中央分水嶺



国道299号に合流してしばらくすると志賀坂峠の上りが始まります。


といっても、国道峠なので、アホみたいな激坂はなく、5~7%程度の傾斜です。
余力を保ちつつ淡々とこなします。

志賀坂峠到着。峠そのものはトンネルで抜けます。



志賀坂峠を過ぎるとそこは利根川水系(どーでもいいって)。
下ってる途中に恐竜の足跡とか恐竜センターとかがありました。

そういえば、長男が小さい頃ここに連れてきましてですね。
河原で恐竜の化石を探すプログラムかなんかがあって。周りの人は(恐竜かどうか知りませんが)化石を見つけまくってたのに、私と長男だけ見つけることができず。。
ま、昔から探しものは苦手なんです。


そんなことはどーでもよくて、しばらく神流川を上ったところで、道の駅ならぬ「川の駅上野」に到着です。

ここで距離52km。獲得標高はまだ1/3位ですが距離ではちょうど半分来たので、補給します。

きのこカレー大盛でがっつり補給。この後のぶどう峠の上りに備えます。



川の駅上野を出発すると、ぶどう峠に向けた上りです。
ぶどう峠までは距離16km、獲得標高900mですが、本格的な上り区間は後半の距離9.5km、獲得標高700mです。平均斜度7.4%ですが、結構距離長いですし、ヒルクライムの記事みるとかなりキツいようです。


8~10%の坂が常に続いていること、距離が長くてゲンナリするというのはありましたが、ここも県道なので、林道峠のようなアホみたいな激坂はなく、キツかったですがまあクリア。

柳沢峠よりはちょいきつく、上日川峠と同じくらいといった感じでしょうか。


ぶどう峠到着。
標高1500mほどですが、標高の割に眺望はイマイチです。

しかーし。この峠は天下の中央分水嶺。この峠の向こう側は信濃川水系日本海側でありまーす!(どーでもいい×3)


下ったところは長野県の北相木村


この辺りの市町村は、へんな名前つけた合併とかやってなくていいですね(〇梨県とは違う)。


さて、このまま下っていくと小海駅に至るのですが、保守的な計画を立てたせいか、予定比1時間も早いです。
馬越峠に行かない理由はありません。

ぐえー、キツそうだな。。

いつもそうなのですが獲得標高2000mくらいから急激にヘタるんですよね。

今日もその予感。



とりあえず、馬越峠の本格的な上りが始まるところ、犬ごろの滝でいったん休憩します。
手持ちのジェルと水分を補給するとともに脚を少し休めることにしましょう。


ここから馬越峠の頂上までは距離5.5km、獲得標高480m。距離こそぶどう峠より短いですが、平均斜度8.7%とかなりキツいです。

ヤレヤレ。


観念して上り始めますが、いきなり10%超の坂に迎えられます。
そのまましばらく10%を超える坂が続き、牧草地帯を一気に登っていきます。牧草地帯特有のオイニーもしたりして、かなりヤラれます。


いや、マジこれ、5.5kmも持たないわ。

ホントに止まりたくなったのですが、「こっからだよ、ここ頑張るから強くなるんだよ」と強い気持ちで言い聞かせます。
お気持ち教の教えですね、こういうのは。


マジこれやばいと思ってたところ、中間点付近の立原高原キャンプ場の辺りから斜度が緩んだおかげでなんとかクリアできそうです。


馬越峠クリアー。


さ、こっからは川上村に向かって下ります。
川上村側は、見晴らしもよく、牧草地やレタス畑を望みながら極めて快適なダウンヒルです。クルマもほとんど来ないし。

八ヶ岳山麓の高原地帯ですな。

千曲川の向こうに八ヶ岳が見えます。


高原と言えば、風でスカートをなびかせている白いワンピースの若い女性というイメージであり(妄想キモ×2)、そういう女性がそこらじゅうに佇んでるのかと思ってたんですが、残念ながら一人もいませんでした(アタリマエだ)。
あるのはビニルハウスとトラクターだけでした。


そんなこんなで小海線信濃川上駅に到着です。予定されてたルート、完遂。


そして、自転車雑誌の輪行記事にいかにも出てきそうな「小海線輪行」というのを果たし、



小淵沢で時間が余ったので、駅前のお蕎麦屋で一人飲んだくれて、


帰宅。




遠くまで行ったので疲れましたね。。


最後雑。。



ではまた。