昨日はかすみがうらマラソン走られた方、お疲れさまでした。
途中からずいぶん暑くなったと聞いており、ハードなコンディションだったと思います。
さて、ワタクシは、不安しかない5/14のヒルクライムレースに向けた悪あがきを続けており、この週末も奥武蔵へ。
こんなルートを計画しました。
走行距離こそ100kmいきませんが(そこにあまりこだわりはないんです、100km走るレースに出ることはないので)、獲得標高2500mを目指します。
一般に、獲得標高2000mいけば「結構上ったよね今日は」という感じなのですが、ワタクシの場合、それを超えた練習をしなくてはなりませぬ。
始発に乗って、東急、地下鉄、東武を乗り継いで越生に着きます。
コインロッカーに荷物を預けておもむろに出発です。
都幾川沿いの道をしばらく走ったあと、いよいよ白石峠に向かう上りですが。。
白石峠は、距離6.4km、獲得標高538m、平均斜度8.4%の峠です。
平均斜度は5/14の車坂峠とほぼ同じですが、車坂峠の距離は11.5kmあります。
つまり、白石峠でヘロヘロになっているようでは全くもってお話にならないわけです。
。。。。
キツい。。
例によって途中でクライマー体形の人に抜かれます。
サイクリストって、すれ違うときは挨拶するのに、抜かすときはなんで挨拶しないんでしょうね。。
ま、いいけど。
とりあえず、持続可能なペースでひいこら言いながら上ります。
ふだんは1つ目の峠はほぼシッティングで通すのですが、かなりの頻度でダンシングを入れてしまいました。
ダンシングは、疲労する箇所を変えられるのですが、これを多用するということは脚が全然足りてない証拠です。
今日は全部で6つばかり峠を上る予定なんですが、今からこんなんで大丈夫なんでしょうか。。
なんとか峠到着。
34分ほどかかりました。
30分切ればまあまあだね、というレベルらしいので、まだまだです。
ちなみにストラバの順位(今年)は487人中247位。
半分以下かよ。。
まるでお話になりませんな。
写真を撮っていると、ちょいちょいサイクリストが上ってきますが、みんなさらに続く坂を上っていきます。
なにやら天文台があるとのこと。
べー、これ以上上りたくないよ、と思いつつも、一応行ってみますか、私も。
写真じゃあまり伝わりませんが、ここの景色はなかなかです。
これは来てよかったです。
こっから、奥武蔵グリーンラインを大野峠、苅場坂峠とつないでいきます。
スタンプラリーか。
苅場坂峠からしばらくはこの前と同じルートです。
苅場坂峠からの下りは、昨日の雨で路面が濡れてることもあり、慎重に下ります。
と、これまたクライマー体形のサイクリストがぴゅーっと抜かしていきます。
気をつけろよー、路面濡れてっからな。。
正丸まで下りてから、正丸峠への上りです。
正丸峠は、斜度5%程度で大したことないのに、この前はゆるゆる上った結果、ストラバのセグメント順位がかなりビリに近い方だったので、今回は少しマジメに上ることにします。
しばらく行くと、あれー、さっき下りで抜かしてった人が見えて来たゾ。
特に抜かそうとも思ってなかったのですが、自分のペースで走ってパスさせてもらいます。
そしたら、しばらくして後ろから猛追してくるんすよね。そしてまたピューっと抜かしていきました。
ま、いいけど。
正丸峠。
ここにある食堂、奥村茶屋で今日も補給します。今日は週末だけあってそこそこ賑わってます。天気がいいので外のテラスで頂きます。
正丸豚カレー。
ほらそこ、共喰いとか言わない!
補給したところで峠を下ります。
今度こそ曲がるところを見失わないようにし、次の天目指峠に向かいます。
天目指峠のスペックは、距離2.6km、平均斜度9.1%と、距離は短いですがなかなか手強いです。
まあでもまだ元気あります。
行き交うサイクリストもいず、途中で車1台が追い抜いていっただけ。
鬱蒼と木々が茂り、自分しかいない林の中を上っていきます。
このマイナー感がなんともいえず良いですね。
平均斜度9%なので所々15%くらいの坂もあるのかと思いましたが、ほぼ平均した斜度で思ったより上りやすかったです。
到着。
みどりみどり。
ここを下りると次は子の権現です。
子の権現といえば、頂上直前の最大斜度28%の超激坂で有名ですが、それは南ルートの話で、ワタクシは北ルートから向かいます。
北ルートのスペックは距離2.9km、平均斜度10.5%なので、人間が上れるレベルではあります。
しかし、ここまで3つ峠を上り、だいぶ疲労が溜まってきました。
本日中盤の最大の頑張りどころだと思って上ります。
ひいこら、ひいこら。
ちなみに、速く上ることなどすでに全く眼中になく、上り切ることだけが目標です。
まあ、斜度は比較的安定してるのでなんとかいけそうです。ギアもあと1枚残ってるし。
しかしだんだん辛くなってきたぞー。仕方ない、最後の1枚使うか。
インナーローならまだなんとかなるっしょ。
あれっ。
ギア落ちない。
マジか。
今のがローだったのか。。
という貧脚ヒルクライマーあるある(笑)。
この落胆度、人生で感じる全落胆度の中でもかなり上位に入りますな。
そんなこんなで精神的ダメージも受けましたが、なんとかクリア。
だいぶギリギリ。
南ルートからは、激坂に挑戦してるサイクリスト一団が上ってきているところでした。
ちょいと会話を交わしますが、やはり南ルートはマジきついようです。
この子の権現という場所、子の権現天龍寺というお寺なのですが、サイクリストの間であまりにも有名になったので、自転車交通安全お守りというものも売っているそうです。
私は、南ルートを征服していないので、買いませんでしたが。
で、南ルートから下っていくのですが、この斜度、マジパネー。
フルブレーキでそろそろと下りていくのですが、路面がまだ濡れていることもあり、ちょっと急ブレーキ気味にブレーキしたら転倒しそうな感じです。
転倒したら、斜度が斜度なだけに、その場で転倒するだけでは済まず、道路の下まで転げ落ちていきそうです、いやマジで。
左足のクリート外していつでも足をつけるようにして下っていきます。時速5km程度。
こんな下り方しないとならない坂、あるか。
というわけで、南ルートからの登坂は一生するもんかと思いながら、次に向かいます。
激坂を下っていきいまココにいますが、もうだいぶヘロヘロです。
この辺り、2週間前も来ましたが、どの川に沿って下ってもいずれ飯能に至るので、飯能発着にしていればいつでも止められたのですが、今日は越生まで戻らなくてはなりません。
黄緑色の線が稜線を示しているので、越生まではあと2回は稜線を越えなくてはなりません。
つまり、こいつ、顔振峠を越えなくては家に帰れないのです。
これは、コース設計上のミスですね。
まあ、考えてても仕方ないので漕ぎますか。漕いでいればいつかは着く。
最初の稜線は、峠に名前もついていないようなところだったので、まあそれほど急坂でもなく、助かりました。
でその後が、最後の頑張りどころ、顔振峠の上りです。
ま、でもしかし、分かってるんですよ。顔振峠なんか何回も来てるから。
距離は短いけど、急なんですよ。
それでも吾野から上がる今日のルートはまだ優しめの感じでしたが、途中2回ほど休みましたね。
脚が完全売り切れでした。
そうこうしているうちに雨が降ってきました。
これは一刻も早く越生まで下らなくてはなりません。
もともとは、顔振峠から奥武蔵グリーンラインを少し北上し花立松の峠から越生に下ろうと思いましたが、顔振峠まで上がらずに稜線のもうちょっと低いところを越えて越生に行くルートがあったので、そっちを使うことにします。
こんな感じの不気味な景色です。
雨も本降りになり雷も鳴り始めました。途中で、これから所沢まで自走で帰るという若者に会います。
お互い気を付けて、と声を掛け合って急いで下ります。
里に下りてからは路面もまだ乾いていたので、脚が売り切れてたハズなのに、やたらと飛ばしてなんとか無事に越生着。
獲得標高2500mいかず。
上るスピードは全然マダマダですね。まあでも、この距離で2300mの獲得標高は結構上った方でしょう。
まだまだ悪あがきします。
今週末は山梨の番かな。
ではまた。