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食欲とマラソンの両立を目指しています

遥かな尾瀬〜♪ 遠い空〜

1月の記事で、夏にやりたいこととして、「尾瀬に行く(まだ行ったことないのです)」というのを掲げたのを思い出しました。

 

theresalight.hatenablog.com

行くんならこの夏休み中に行かないと。

時間あるのかな。。

 

調べてみると、夜行日帰りできるようです。そして、夜行バスがちゃんとあるようです。切符とれたので、行ってきました。

ちなみに、夏にやりたいことの残り2つ、OWSとキャンプは全くメドがたっていません。。

 

尾瀬には、尾瀬ヶ原尾瀬沼だけでなく、至仏山や燧ケ岳もありあすが、今回は初めてなので山には登らず、尾瀬ヶ原尾瀬沼に行くことにします。鳩待峠から入って尾瀬ヶ原尾瀬沼を経て大清水に降りてくるルートです。

 

前日7日(日)22時、バスタ新宿発。

バスは4列シート。最近には珍しく、ネットでチケット買っても座席が選べず勝手に決められてしまう仕様。私は往復ともに通路側でした。。

マジか。

きついな。。

 

とりあえず寝ないといけないので、バスタのコンビニでワインを買い込み、乗車とともに一気に摂取し眠りに落ちます。

ちなみに隣はオジサンでした。

バスは全体的にかなり混んでました。

 

zzzzz

 

バスは、鳩待峠への入り口である尾瀬戸倉を経由して大清水まで行っています。

私は尾瀬戸倉で降りますが、なんと時刻表によれば午前3時30分着の予定。早っ。

ここから鳩待峠へはバスを乗り換えるのですが、そっちのバスの始発は5時。

 

そんなん待ってられないので、鳩待峠まで走ることにします。

ていうか、そこに峠があるのに走らないわけにはいかないのです(キリッ)。

距離12km弱、獲得標高600m。なめてかかれるスペックではありませんが、まあ普通に行けるレベルでしょう。

 

ちなみに、実際には、鳩待峠行きバスの始発まであまりに時間があるので、夜行バスは尾瀬戸倉を通り過ぎていったん終点の大清水まで行き、再び尾瀬戸倉に戻ってきてから尾瀬戸倉までの客を下ろすという運用をしており、むしろ、時刻表通り3時半に戸倉で降りたい場合は、運転手さんに言っておかなくてはなりません。しかし運行会社としても、そんな人いないと思ってる様子。。

 

「あの、ボク3時半に先に戸倉で降りたいんすけど」

「(は?)鳩待峠のバスは5時発ですよ」

「バス使わないんで。走るんで(ドヤッ)」

「。。。。(なんだこいつ、めんどくせーな)。はぁ、わかりましたけど。。」

 

そんなこんなで、実際には少し早く、3時20分頃、尾瀬戸倉で降ろしてもらいます。降りたのはワタシ一人。

ま、そうでしょうね。真っ暗闇で何もないですから。

 

そんななか、ヘッドライトと熊鈴をつけて走り出します。

トレランベストの荷物が重い。。

正直、ワインの酔いが抜けてない。。

そして、昼に食べた家系ラーメンがそろそろお腹の中を下りてきた。。

 

全線を通じてほぼ同様の斜度で激坂もなく、坂スペック的には大したことないハズなのですが、汗ダランダランでけっこう苦戦です。

真っ暗なので景色はほとんどわかりません。7km過ぎの津奈木というところにゲートがあり、5時まで開かないハズなのですが、今日は5時前なのに開いてました。どっちにしても歩行者は関係ないですが。。

お腹がけっこういい感じで、途中何度も花火をぶっ放しながら(注:果実ではない)何とか熊にも遭遇することなく上りきりました。

最後の方でようやく明るくなり、鳩待峠には4時45分頃到着です。f:id:riruriruhkg:20220808161640j:image

途中でクルマで抜かしていったオジサン以外、誰もいません。

 

汗ダランダランなので、ここで上だけ着替えます。これ正解。

 

キツいことはもうおしまい。こっからはお楽しみハイキングです。

こんな看板を見ながら、尾瀬ヶ原に向かって歩き始めます。

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最初はこんな感じの木道を下っていきます。
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3kmほど下ると山の鼻という地区に出て、ここからが尾瀬ヶ原です。

おぉ。幻想的な雰囲気。
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人はほとんどいません。山の鼻に宿泊してたと思われる夫婦の早朝散歩とすれ違った以外、誰とも会いません。

木道をずんずん進んでいって、振り返ると至仏山
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前方には燧ケ岳ですが、こちらは逆光ですね。

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今回面白かったのは、これ、この写真。
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小さい円形の花みたいなの、これ何だと思います?

蜘蛛の巣です。

夜の間に至るところに綺麗な形の蜘蛛の巣が張って、それが朝露と朝日で照らされてこんなんなってるんです。

拡大図。これは結構大きいやつですね。

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だいぶ日も上がってきました。
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この景色最高だなー。

早起きっていうか、峠走してほかの人たちよりも早く入ったので、ほかに誰もいないし。

この独り占め感が何とも言えず贅沢だなー。

 

 

1時間半くらい尾瀬ヶ原を歩くと見晴という地区に着きます。

ここで尾瀬ヶ原は終わり。

よく考えたらジェル1つとおにぎり1つ、大福1つしか食べてないので、お腹が減ってきました。小屋の1つに入ってカレーライスで補給します。

 

ここからは尾瀬沼に向かって登っていきます。こんな感じの林の中の山道なのですが。f:id:riruriruhkg:20220808191147j:image

急に開けてこういう景色に。f:id:riruriruhkg:20220808162337j:image

尾瀬にはこういうところが多く、こうした草原区間は風が流れててものすごく気持ちがよいのです。

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そんなこんなで尾瀬沼到着です。
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ま、沼の方は、そこそこ普通の沼ですかね。。

でも、沼沿いに歩いていて遭遇したこの景色は結構好きです。


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尾瀬沼越しに燧ケ岳がきれいに見えます。f:id:riruriruhkg:20220808162224j:image

別の場所から。

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そんなこんなで尾瀬沼を三分の二周したところで、尾瀬沼からも別れて、三平峠という峠を越えてあとは下り続けて大清水に到着です。

三平峠からの下りは結構長かったので、逆に大清水から入って尾瀬沼から見ようとする人は結構大変かもしれません。

 

帰りのバスは15時10分発だったのですが、11時前には大清水に着いてしまったので、キャンセルして路線バスで沼田駅まで行き、JR乗り継いで帰ってきました。狭くて自由の利かない高速バスよりは電車の方が快適です。

 


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峠走11.5kmにウォーク24km。まあまあよく動きました。

 

尾瀬、とくに尾瀬ヶ原は最高でした。天気がよかったことや、早朝の時間帯だったのもよかったんだと思います。「あー、もう死んでもいいやー」と思える(思ってないけど)景色は渋峠以来でしたが、渋峠より数段上ですね。礼文島といい勝負かもしれません。

 

また来たいですね。個人的には水芭蕉には特段の関心がないので、夏の尾瀬が好きかもしれません。至仏山にも上ってみたいので、尾瀬戸倉から鳩待峠への峠走、からの至仏山トレイルラン(走ったらダメなのかな?)とか付き合ってくれる人いないかなー。。

 

ではまた。