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椿ラインで箱根大観山へ - ある意味スリル満点

今週平日、まさかのランオフ×5。

ここんとこ暑くなってきて荷物背負って走るのがだいぶキツくなってきたのもあり、帰宅ランから遠ざかりがち。

それでも3日も走らなくなるとさすがにヤバイと思うので、だいたい木曜日くらいには帰宅ランするのですが、今週はその木曜日が雨でした☂️

 

ヤヴァいですね。週末は峠行きましょう、長めのやつで。

 

というわけで、今回は新しいところではなく、長めでかつトレーニングになる(斜度が適度)ところということで、椿ラインを上ってきました。昨年12月に行って以来の2度目です。

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始発で湯河原まで行き、7時着。いい天気ですが暑くなりそうです。ここから箱根の大観山まで片道約18kmです。

最初5kmは街中と温泉街ですが温泉街の最後の方は結構上らされた記憶。椿ラインに入ってからは5~6%の傾斜がコンスタントに続き、激坂はないです。

 

ペットボトルの水を片手にスタート。大観山には立派なレストハウスがあり補給できるので、この水は上りで使いきって大丈夫です。

 

淡々と温泉街を上り、椿ラインに入ります。ここまでで5km走ってすでに暑いのですが、椿ラインに入ってからは木々の中を通るので日差しが遮られて結構快適に走れます。斜度もキツくないし。

椿ラインって言うくらいなので椿の木です、これらの木々は。あと、桜もありました。

 

!!

 

なんか、路面に黒い小物体が散見されるなあ、と思っていたのですが、よく見たら毛虫でした。げ、マジか。

もやしっ子なので、こういうのダメなんです。

 

この瞬間、ペースだとかあと何kmだとか一切どうでもよくなり、頭の中は生物の生態の考察一色に。。

 

こいつはどうやって路面に来たのだろうか。道路の外から這ってきたならよいが、まさか木の枝からいきなりボトッとか落ちてくるんだろうか。。((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

 

毛虫というのは椿の木に特異的に発生するのだろうか。そうでないとすると、ほかの峠でも同様のことが起こるのだろうか。

 

あと何キロ走ったら、椿の植生限界の標高までいくのだろうか。ていうか毛虫の生育限界早く来い(笑)。

 

ちなみにイモムシも私はダメなのですが、なぜ蚕の幼虫はカワイイカワイイって小学校で飼ってたのに、ほかのイモムシは気持ち悪いのだろうか。

 

さまざまな仮説や問題意識が頭の中を駆け巡ります(笑)。

 

 

しばらく走ってると、こいつら糸を吐いて木の枝からぶら下がって下りてくることがわかりました。ちょっと小ぶりで別の種類っぽいのもいますが。

 

であれば、いきなり落ちてくるよりはマシなので、糸吐いてぶら下がってるやつに当たらないように細心の注意を払って走ることにします。

 

でも、結構いるんです。。

 

結構バイクも走っているので、バイクにも気を付けながら、ぶら下がっている敵をかわしながら上ります。何より、敵を見落とすようなことがあってはならないので、1~3m先の中空を凝視することに神経を集中して走ります。

 

何かの罰ゲームか(泣)。

 

そんなこんなで、別のことに神経を集中させていたおかげで、気持ち的には峠走のキツさを感じることなく、距離を進めることができました。全然よくないけど。

 

レーダー局くらいから木々も低木になり、何とか毛虫に当たることもなく、頂上着。駐車場はバイクの人だらけでした。

 

前回12月に来たときは富士山はおろか芦ノ湖さえ見えなかったのですが。。

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はい、富士山見えません。

芦ノ湖はなんとか。なんとかっていうか、すぐそこだから見えて当たり前なんですけどね。。

 

頂上のレストハウスの中の店はSuicaも使えるのですが、まだ開いていなかったので、外の自販機で水を買います。汗まみれの1000円札を受け入れてくれないのでしばし日向で風に当てて乾かします。

思ったんですが、お札ってすぐ乾きますよね。今回もすぐ乾いて使えるようになりました。何でランニングウェアにこの技術使わないんだろ。

あっちは紙か。。紙をまとって走るわけにもいかないか。。。

 

さて、下ります。

下りもあの10kmに及ぶ毛虫区間を通るかと思うと憂鬱です。

加えて、ここんところ走るとそうなのですが、親指付け根の甲側が痛く、思うように下れません。着地筋とは関係がない場所なので、「痛いのは我慢すれば走れる」の原則に則れば、構わず走るべきなのかもしれませんが、どうも最近下りが上手く走れません。かなり深刻な苦手意識。

 

まあ、毛虫区間では、ぶら下がる敵に対して反応する時間的余裕が必要なので、それもあってソロソロと下ります。

下りの方が危なかったですね。2匹が50cm間隔でぶら下がってたり。ダブル攻撃かよ。

椿ラインの出口まであと数百mのところでもかなり巨大なのにヒットしそうになりました。除けた拍子に脚攣りそうになりました。下りの時間になるとバイクも非常に多くて、それも危なかったです。

 

何とか温泉街に出ますが、やはりこの季節のこの距離、暑くてヘロヘロです。加えてここにきて脚が何度も攣り、最後は休み休みのジョグペースでした。

以前は戻りの平坦区間を415くらいのペースで走っていたのですが、今はとてもそんなことが出来ません。暑さのせいだけでもなさそうです。

 

いやぁ、疲れました。フル走った後と同じくらい疲れた感じです。走り終わっても何も食べる気にならず、帰りの電車では爆睡でした。

 

家に帰って調べたところ、椿の木につく毛虫というのは、チャドクガの幼虫で、毒を持つ毛虫としてかなりヤバいやつらしいです。何でも、毒針毛が1匹に50万本もあるとか。刺されると何カ月も痒みが続いたり、毒針毛が目に見えないくらい細くて抜けやすいので体じゅうに被害が拡大したり、風で拡散して被害が拡大したりとか。

もーやめてよー。。

ぼくちゃんもやしっ子だから毛虫とかダメなんでしゅ、とか言ってるレベルではありませんでした。

 

そういうわけで、冬になるまでさようなら、椿ライン。