今シーズンはもうフルマラソンは走らないし、サブスリーと今の自分との距離の大きさに遠い目になってしまう今日この頃、いったいどんな練習をしたらよいのか。。
ま、考えてないわけではないのですが、とりあえず、やればかならず力がつく峠走は、できるときにやっておきたいと思うのです。
今週は、木曜日に久しぶりに帰宅ランをフル（16km）でやり、さぞかし体が重いだろうと思っていたら意外と快適に走れたので、峠走も少し距離のあるやつにしようかと思って。
始発に乗る前提で、今度こそ足柄峠か、箱根湯本から旧国道1号か。とりあえず起きたときの気分で考えよっと。
。。。
はい、寝坊です。起きたら6時20分。
仕事きつかった週の土曜朝に4時半起きとかムリです（泣）。
さて、近場で選ぶしかないですね。高尾とか武蔵五日市を出発点とするやつを探します。
よし、和田峠、行ってみよう！
ロードバイクに乗ってる頃、激坂研究をちっとばかりしていました。
関東のサイクリストの間での最強の激坂は奥多摩の風張林道と言われてますが、私は行ったことがありません。 私が知っている坂のなかで、頭おかしいんじゃないのっていう激坂のトップは明神峠三国峠。ま、ちと遠いのでパス。
※反対側から登って下ったことしかないんですが、あまりに急すぎて下りは常にフルブレーキで、ブレーキを握る手が疲れて下りの途中で休むっていうぐらいの坂。
それに次いで、「割と」頭おかしいんじゃないのっていう激坂が、陣馬山のそばの和田峠。最大斜度は18％程度と言われてます。行ってみましょう。
和田峠、浅川に沿って陣馬街道を上っていくのですが、電車でのアクセスは割と悪く、最寄り駅の高尾から行くと片道17km。ちと長いな。しかも、陣馬街道に出るまでに、八王子霊園を通ってひと山超えなくてはなりません。
んー、ひと山超えるのは別にいいんだけど（←ウソ）、時間もないし、陣馬街道までバスで行くか。時間もないし（←自分が寝坊しただけ）。
酔っ払い寝過ごし客の回収のメッカ、高尾駅に到着したのは8時前。おお、近かったな。
北口からバスに乗ると、いきなりバスが激坂を上り始め、自分の判断が正しかったことを確認します。
しばらくバスに揺られ、上の地図で左折してるところ辺り、河原宿大橋というバス停で降ります。
バスは結局、ひと山どころか3山くらい越えてここまで来ました。バスに乗らなかったら、和田峠ランではなく霊園ランで終わるところでした。
遠くに見える山々。あのどこかが目的地なのでしょう。よく分かりませんが。。ここからはたぶん12kmくらいです。ちょうどよい距離です。
ペットボトルの水を片手に、走り始めます。
最初5〜6kmくらいは、川沿いのほぼ平坦な快適な道です。のどかな風景が広がり、マス釣り場とか地元のテニスコートとかがあります。こういうところで育ったらのびのびと育つんだろうなあ。
だがしかし、快適だからといって飛ばしてはダメです。あとから激坂が待っているのです。あくまでキロ5程度で脚を残します。自転車で行ったときは、ここで調子に乗って飛ばしたおかげで峠に入ってから酷い目に遭ったので。。
スタートから約8km。陣馬高原下のバス停に着きます。バスはここまで来るみたいです。ここにはトイレや最後の自動販売機があります。 ここからが本格的な峠道です。ここを右に行きます。
まあいうてもあと4kmくらいですね。ここまで脚を残してきたので何とかなりそうです。
今回、写真を結構撮りました。一応、上りは止まらずに上りきり、下るときに撮ったものを逆順序（麓から）に載せます。
最初少しだけ住宅の間を抜けると早速急な上りです。で、一旦傾斜が緩くなりますが、すぐにまた急になります。で、和田峠の場合、この後、脚を休められるような緩い区間はほとんどありません。
始まりました。
続きます。
どこまでも続きます。
普通、急な坂を上っていても、あのカーブの向こうはもしかしたら緩やかになってるかも、という希望を持ちながら上るのですが、和田峠の場合は、そういうケースはありません、残念ながら。カーブの向こうもそのまま続きます。
ただただ淡々と、ペース度外視で上り続けるしかありません。
あと1.7km。思いのほか、短いです。少し元気になります。
その矢先。。激坂あるあるですね。これから進む道が頭上に現れるの。
出ました、巻貝。
ひー。
のこり0.6km。あと一息です。 この標識の後は少し斜度が落ちます。といっても7～8%あると思いますが。。
上ってきましたねえ。
残念ながら、和田峠は頂上からは何も見えず、唯一展望が開けるのがここです。あと一息。
最後のヘアピンカーブ。
つ、着きました。。
序盤の平坦区間で慎重を期して脚を残しておいたこと、一度ロードバイクで来たことがあり相当の覚悟で臨んだことからか、きつかったですが、まあ大丈夫でした。
先週の大野山の方がきつかったです。
ちなみに、大野山も、これまで知らなかったのですが、サイクリストの間では激坂として知られているようでした。
上りの部です。
峠には休憩所とお店があります。すでに開いていたようですが、私は財布を持ってきてていないので、ペットボトルの水を飲んだだけで下り始めます。
そういえば、ここまでロードバイクに1台も出会ってません。週末なのにみんな来ないのかな。
下ります。
激坂区間はマジメに走らず、写真を撮りながらトコトコ下りました。
陣馬高原下のバス停で最後の写真を撮ってから、マジメに走りましたが、結構距離があり、何気にきつかったです。緩い下りなのにキロ4強を維持するのが辛み。。
この頃になってようやく何台かのロードバイクにすれ違うようになりました。これから活動開始なんですね。。
そうこうしながら必死で走るうちに、ようやく河原宿大橋のバス停に到着。
和田峠、きつかったですが、激坂区間の距離が短い（ただし休めるような緩い区間はほとんどなし）のと、それなりに覚悟していったことから、なんとか無事にこなせました。
明日はリンクフィットネスの練習会です。
