直前に申し込んだTAMAハーフマラソン、走ってきました。こんな時期にも(コロナ対策のうえで)開催してくれてありがたいです。
で、結果。
90分カット出来ました!
素直に超嬉しいですが、最後超キツかったです。
415で突っ込んでどこまで持つかなあ、という気でいましたが、最後までどうにか持ちました。
開催場所は多摩川。
家から自走で歩いて行きます。
日中15℃くらいまで上がるようなので、ウェアはシングレットにアームカバー。シューズはハンゾーR。
着くと、検温、消毒があり、その後受付。
が、レイトエントリー枠でギリギリエントリーしたせいか、私のゼッケンがない。。急いで代わりのゼッケンを印刷してもらいます。
それを待ってる間、別の女性スタッフに、Cieleのキャップを褒められ、今日の目標は?とか聞かれて少しおしゃべりします。
「高すぎる目標ですけど90分狙いたいですねー(言っちゃった)」
「じゃあ、4分15ですね。頑張ってくださいね♥」
注:ハートは筆者による追記
がぜんやる気に。90分カットするぞー。
てゆーか浮かれ過ぎ(笑)。
まあでも、やる気というのはこういうことで出るものです。
このレース、小規模なローカルレースなのですが、ペーサーがつきます。
これまでペーサーについていって上手くいったことは、初ハーフで1時間45分切りを狙いにいったときだけで、その後はそもそもハーフの距離すらイーブンペースで走れない走力だったので、上手くいったことがないのです。ペーサーについていけずにだんだん離れていくときのあの寂しさと敗北感。。
でも、今日はついていくことにします。420くらいで入って後から上げることも考えましたが、最初から415で入り意地でもついていく戦略(戦略とは呼べませんが。。)でいくことにしました。
コースは、最初500mちょっとを走って折り返してスタート地点まで戻って1kmなにがしかをこなし、その後片道5kmのコースを2往復。
スタートしてしばらくして落ち着いてくると、415ペーサーについてるランナーは7人。最初に脱落するのだけはやだなあ、とか思いながら控えめに一番後ろにつけます。
6kmで折り返し。
コロナもあるので、ペーサーについて行くと言っても、2mほどの間隔をおいて2列でついて行きます(ペーサーも2人)。折り返した後、私は右側の3列目で走っていたのですが、なんか私の左側のランナーが中央寄り、つまりこっち寄りに走っていて、私も右にはみ出ざるを得ず、すごく走りにくい。。
なんか電車の中で脚開いて座ってこっちの領域侵してくるおっさんみたいだなあと思い、このランナーにだけは負けるか、と思うようになりました。子供か(笑)。
まあ、やる気というのはこういうことで出るものです。
11kmの折り返し。2往復目へ。
まだついていけそうです。ここから16kmの折り返しまで頑張れば、最後の戻りの5kmは気合いでいけそうです。しかし、油断するとすぐ弱気の虫が出るので、精神的に常に自分を鼓舞するのに忙しい。。
「意地でもついていけ」「絶対に離れるな」「この7人のうちトップでフィニッシュするつもりで行け」
一人選手兼監督状態。。
この区間で、1人がペーサー集団から前に飛び出していきました。415は前半の抑えペースで、後半はさらに上げるということなんでしょう。速いなぁ。。
一方、途中で別の2人が落ちていき、16kmの折り返しでは4人になっていました。
「ラストです、この4人で頑張っていきましょう」とペーサーの人が励ましてくれます。
あと5km。
油断してると「ここまで集団に残れたからまあいいか」とか思いかねないので(笑)、引き続き監督にゲキを飛ばし続けてもらいます。
気付くとさらに2人落ちていて、ペーサーについて行ってるのは私を入れて2人だけになっています。もう一人のランナーをチラ見すると、顔色一つ変えずに淡々と走っています。私はとうの昔からゼーハー状態。。
でも、ラストの区間だと思うと、このままついて行く以外ありません。
19km地点で90分まであと9分半。ペーサーが1分弱の貯金を作ってくれていることを確認し、90分切りは大丈夫だろうと確信します。
あと1km。ペーサーの人が「私は刻み続けますからスパート出来る人はしてください」と言います。で、いっぱいいっぱいにもかかわらず、前に出る私。あと1kmもあるのに。少しは余力と残り距離考えろって(笑)。で、さすがにヘロヘロで続かず、あと200mくらいのところで再びペーサーともう一人のランナーに追いつかれそして追い抜かれます。。
「大丈夫です、ぎりぎり行けますよ」と言いながら私を抜かしていくのですが、最後まで私のことを気にしながら走ってくれました。ペーサー、カッコ良すぎる。。
1分弱の貯金があるのは分かっていましたが、なんとか私も食らいついていき、ペーサーから10m遅れくらいでフィニッシュ。最後は最高に辛かった。。47歳、こんな走り方してたらまずいよ。。
フィニッシュしたあと、ペーサーの人には、帽子とって深々とお礼しました。ペース刻み続けるだけでもすごいのに、周りに気を配ったり、励ましてくれたり、尊敬と感謝しかありません。
こちらラップです。ペーサーについて行ったので当たり前ですがイーブンペースです。最後は少し上げられたみたいです。
これまでのハーフのベストは1時間36分だったので(1年以上前ですが)、7分も更新できて素直にうれしいです。12月以降の練習の成果が出てきたかな。。ペースそのものもさることながら、ハーフや30kmをイーブンペースで走れるようになったのが大きいです。ま、フルはまた別世界ですが。。
あとは精神力ですね。。今回も、最後は身体的にもしんどかったですが、ほとんどは精神力との戦いでした。精神的に自分を鼓舞し続けた90分間といっても過言ではないです(笑)。これはこれで疲れる。。
次は2週間後、赤羽トライアル(フル)です。