9月7日はアメリカではレイバーデイ(Labor day)の祝日。5月下旬のメモリアルデーが夏の始まりなら、9月第一月曜日のレイバーデイは夏の終わり。
学校もレイバーデイ翌日から始まるし、バーベキューやったりするのも普通はこの日まで。
ま、私にとっては貴重な3連休。この日を使った壮大な(笑)ロングライド計画を立てていた。
「カナダ国境まで自転車で行く」
3連休で行けるのか。。
帰りは輪行前提だが、国境近くのSt. Albansという駅から家の近くまで列車(Amtrak)で8時間ほどかかる。1日1本、朝9時15分発。従って、3日目は帰ってくるだけになるので、乗れるのは正味2日。
家から国境までは535kmあるぞ。1日あたり267km。これまで1日の最高走行距離210kmの私には、こりゃ無理だ。
んじゃ、前日金曜日の夕方も使おう。
ズルして金曜日に、近郊電車の終点まで電車で行っちゃおう。金曜日のうちにポキプシーというところまで行ってしまえば、残りは422km。これでも結構キツいけど、何とかなりそう。甲州街道を西に向かってライドするのに、高尾までは電車で行っちゃおうというイメージのズル。
結構大変そうだけど、米国生活最後の思い出としては、挑戦する価値あるなぁ。
というわけで、この方向で、途中の宿泊先、帰りのAmtrakの切符を手配。Amtrakのような長距離列車だと、自転車を載せるスペースも予約しないとならないので、それも手配。
夜間走行に備えてライト類も購入。
そういえばタイヤも25cのを新調したんだった。
2日連続200kmも走れるのかなーとか、熊とか出たらヤバイよなー、とかいろいろ考えながら、イメトレ(笑)をしていた。まあ、これがなかなか楽しい時間ではある。
ところが。
昨晩、携帯に電話。知らない人からの電話には普段は出ないのだが、人を待ってて時間もあったので、珍しく出てみた。
「Amtrakなんだけど、9月7日の乗車券をリファンドしたいんだけど。金額は101ドル。買った時のクレジットカードに戻せばいい?」
「リファンド? 何で?」
「あの列車、キャンセルになったから」
え。
あのぉ、時刻表に載ってる列車って、台風とか地震とかで物理的に動けなくなるわけでもないのに、そんな簡単にキャンセルになっちゃうんでしたっけ。。
帰りの列車がなくてはこの計画は100%実行不能。1日1本だから別の列車もないし。
アメリカはそもそも鉄道網が全く発達していないし、自転車を載せられる路線もさらに限定されているので、予定していた場所以外に目的地を変えるのも難しそう。
どこまで行っても変わり映えのしない景色が続く米国北東部。国境くらいのものでもなければライドの目的地にしにくいし。。
落胆度、大。。