え、なに?
いきなり映画の話?
はい。
映画の話っす。
といっても最近ほとんど映画を見ていない。映画を見ていたのは大学生の頃かな。映画が好きというより、映画館に通う自分が好き、みたいな(笑)。うー、青い。
映画のことを書こうと思ったのは、まっさんさんの記事を読んで、「ショーシャンクの空に」を思い出したので。
※まっさんさん、挨拶もなく勝手に言及してしまい申し訳ございません。。
書くといっても、単に私のベスト3を書くだけだが。。完全ネタバレです。古い映画なのでいいでしょう。
3位「評決のとき」
乱暴されたうえに殺された黒人の少女の父が、その犯人を射殺。その罪を裁く映画。
黒人の父の側の弁護士は無罪を主張するが、人種差別が残るなか、黒人の父の側の弁護士は執拗な嫌がらせを受ける。白人が多数を占める地域での裁判であり、黒人の父は有罪が濃厚な様相。
しかし、最終弁論の場での弁護士の弁論が大どんでん返し。
弁護士が言う。「これから1つ話をします。皆さん、目を閉じてください。そしてこの光景を思い浮かべてください」
そして弁護士は、少女が乱暴され殺されるまでの状況を克明に描写していく。目を覆いたくなるような光景が聴衆の頭の中に描かれるが、「かわいそうだな、でもどうせ殺されたの黒人だろ」と思いながら聴いている陪審員。
こんな酷いことをされたのだから、その犯人を殺したとしても情状酌量されるべきだろう、とでも最後に言うのかと思ったら。。
最後に弁護士が言ったのは。。
"that little girl....."
"now imagine she's white."
これ聞いたとき、電流走ったね。
2位「パーフェクトワールド」
刑務所を脱獄したケビン・コスナー扮する脱獄犯が、人質にした少年とともに逃避行する話。
宗教上の理由でハロウィンに参加させてもらえず、子供としての楽しみをろくに与えられてこなかった少年。一方の犯人も、父親に暴力を振るわれ、母と自分を残して消息を絶った父を持つという境遇。逃避行を続けるうちに二人の間には親子に似た感情が芽生えていく。
逃避行を続けるも、ある日草原で、追跡する警察に取り囲まれる犯人。
人質である少年を解放するよう要求する警察に対し、
「キャンディーをこの子にやれ」
「ハロウィーンに毎年参加させてやれ」
「(少年に対し)リストを見せろ。まだやりたかったことあるだろ」
「(リストを見ながら)Festivalに参加させてローラーコースターに乗せて、綿菓子を買ってやれ、それが条件だ」
なんと簡単な条件。
これすらもかなえてもらえなかった少年。その少年のささやかな望みを叶える犯人。
凶悪犯にも人の心、優しい心があるということ。
しかし、この直後に犯人が射殺される悲しい結末。。
1位「ショーシャンクの空に」
大学生のときに好きだった子に勧められて見た映画。その時は期待が大き過ぎてそれほどでもない、と思っていたが。
少し前に出張のときだったか、飛行機の中で改めて見てみた。
感動した。
モーガン・フリーマン扮するレッドが、ティム・ロビンス扮するアンディに会いに行くシーン。
「太平洋が青く美しいといいが」
こんなセリフ、これ以上のものないでしょ。
そして、レッドがアンディに再会したときの表情。
メキシコの海岸でボートを修理しているアンディにとうとう再会したレッド。
「俺、約束どおり会いに来たよ」とちょっとはにかみながら言っているような表情。
セリフなくしてそれを表現できるのは、モーガン・フリーマン以外にいないだろう。
飛行機の中で、このシーンだけ何回も再生して泣いてた。。
番外「涙そうそう」
番外で邦画。沖縄を舞台にした映画です。
妻夫木聡扮する新垣洋太郎の、血のつながっていない妹(長澤まさみ)に対する愛情。
天真爛漫で純粋で単純な新垣洋太郎が妹に捧げる、本当の意味での愛情。
妹を、少し女性として意識しながらも、妹の幸せを真に祈る兄。
妹の学費を稼ぐために働きすぎて亡くなってしまった後、妹のもとに届く成人式用の着物。
あー、泣ける。
すみません。柄にもなく情緒的になってしまいました。
以上です。