私はふつう、走るときにサングラスをしない。
系統的に裸族に近い種族なので、できるだけ身に付けるものを少なくしたい。だから帽子もあまりかぶらない。
だいたい、昔からサングラス運というのが悪い。
旅行に行くとだいたいサングラスをなくす。
若い頃は、サングラスはかっこいいのしたいよな、と思ってた。
まだ新婚だったころ、今の私にとってもそこそこ高いと思う値段のPoliceのサングラス。タイのサムイ島で、食事をして店を出て街を歩いていたらなくなっていた。盗られたとかではなく、シャツの首のとこにかけておいたのが落ちたのだと思う。気付けよな。。
海水浴に行ったときに波にさらわれて流されてしまったこともある。
つい2年前にも、南の島のホテルでプールに持って行き、「プールの中に入るときにサングラスしてたら絶対なくすって」という心の声が聞こえたにもかかわらず、額のところにしたまま入って子供たちと戯れていたら、気づいたらなくなっていた。。もうバカか、と。
失くすことがわかっているので、買うサングラスもどんどん安価なものになっていったし、運転するときくらいしかサングラスをしなくなった。
ところが、ここにきてコロナウイルスである。
なんか関係あるのか?
あるのです。
1ヶ月も家にこもっていると、楽しみと言えば、家での一人飲みと、ネット通販での買い物くらいしかない。。
とは言ってもラングッズは大体買い揃ってるからなあ、と思って鼻くそほじくりながらネットサーフィンしてたら見つけたのが、District Vision というサングラスのブランド。
www.districtvision.com
ロンドンのビジネススクールで出会ったドイツ人とイギリス人の2人がともにニューヨークに渡り、ニューヨークでの忙しい生活に疲れた後に立ち上げた、ランナー向けのサングラスブランド。
日本の福井県の眼鏡職人の技術を集め、ニューヨークのアスリートによりテストされた、メイドインジャパンのサングラス。
こういう、ランニングのオサレブランド集みたいなサイトにも必ず登場する。
gearpatrol.com
hiconsumption.com
うーん、惹かれる。
代表モデルの名前はKeiichi。エンジニアリングに中心的役割を果たした職人の名前だそう。
他のモデルも、Junya、Nagata、Koharuなど日本人の名前が使われているが、苗字と名前が混じってるあたりが、一瞬、アジア人が作ってる寿司系のナンチャッテか?と思わせるのだが、どうもそうでもないらしい。
ぶっちゃけ、デザイン的には基本的に私の路線ではないのだが、いい歳だし、こういう丸っこいのもかけられるようにならんといかんだろ。
で、私が選んだのはKaishiro。カイシロ? カイシロウらしい。
旧モデルらしく、199~249ドルのが80ドルになってる。買いでしょ!貧乏性の真骨頂!
定価249ドルのモデルは、テンプルにサボテンを模した模様が描かれていて、これまた福井の越前市の漆職人によるものらすぃー。
これに決め。
到着。
ハコ。
なんか日本語書いてある。
中身。レンズが丸い。そしてでかい。
これがサボテン模様。
軽い。
そして似合わない(笑)。
顔がとんがってる方なので、今までサングラスもレンズが四角くて小さいやつとか、下半分はフレームがないいかにもスポーツサングラスっぽいやつとかばっかりだったんだが、こういう丸いのって難しい。