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食欲とマラソンの両立を目指しています

ダニエルズ式の検討

我が家では子供が12歳になった次のクリスマスでは、サンタクロースからの手紙が届くことになっている。今年は次男が12歳。

「毎年12歳になった子供たちにはこの手紙を書いてるんだけど、サンタは12歳までしかプレゼントをあげられないんだ。12歳過ぎたらもう子供じゃないからね(大人でもないけど)。だから今年が最後のプレゼント。来年からはお父さん、お母さんにプレゼントをお願いしてください」てな主旨。

それっぽさを出すために英語で書くことになっている。幸い、長男のときのファイルがPCに残っていたので、ちょちょっと修正して印刷し、サンタのサインを偽造(笑)。サインしてる途中で、「あれ、クロースってどう書くんだっけ」と調べる始末。。

クリスマスは日本の元旦みたいなもので、とにかくどこも店がやっていない。
ので、ほかにやることもなく走りに行きたいのだが、家的には「クリスマスなのに一人で走りに行くのか」的な雰囲気もあり、走るのはあきらめて家の中で今後の練習メニューについて研究。実はまだお悩み中なのです。

週末のLSD+起伏走(20-30km)は決定なのだが、平日のポイント練習をどうするか。。

岩本式の15kmビルドアップか、eA式の快調走→ミドル走か。。

15kmビルドアップは平日夜に毎週やるのはまだ厳しいと思っている。あと、適したコースがなかなかない。

なので、一旦は平日ポイント錬をeA式の快調走→ミドル走にしようと思ったのだ(=ラクだから)。だが、eA式というのは、読めば読むほど、週末のロング錬以外は意味が分からなくなってきた。なぜレースペースより遅いペースでのポイント練習を2種類行うのか(LSDは置いておいて、水曜の快調走→ミドル走と、週末の低速ロング走→ロング走の2種類)。この2種類のポイント錬のペースはしっかり区別せよ、と口酸っぱく言っている割には、この2種類のポイント錬で達成できる成果の区別がはっきり書かれていない。
さらにつなぎでJogもやるわけでしょう。レースペースより遅い練習をこんなに沢山の種類(しかもしっかりと区別して)やってどうするのかなと。。。
あと、これは自分の問題だが、低い負荷に慣れてしまうと、そこから距離もペースも引き上げていくのは精神的にはきつい。速いペースで負荷をかけた練習を頻度は低くても日常的に入れておきたい気持ちがある。

で、ダニエルズ式である。
私はもともとは、インターバル等でVO2Maxを引き上げたことによって短い距離で達成できたVDOTを、長い距離でも達成できるように持久力をつけていくのがトレーニング、と考えていたので、原典のダニエルズ式に立ち返って、ダニエルズ式のトレーニングがどんなものかしっかりと見てみようと思った。
ダニエルズさんの本、英語版ならKindle版が即入手できたので、スマホのちっこい画面で読んでみた。

ダニエルズ式を詳しく説明すると本が1冊書けてしまうほどなので(←当たり前だ笑)、ものすごく端折ると(というか全部は理解できてない)、
現時点での走力から導出されるVDOTによってE(Easy)、M(Marathon)、T(Threshold)、I(Interval)、R(Repetition)の各ペースが決まる(ペースは遅い順にE→M→T→I→R。Mがフルマラソンでのレースペース)。

②トレーニングは以下のフェーズに分けて実施する。即ち、Phase2でRを導入したあとは、速いペースから遅いペースへと移行していく。Eペースは全てのフェーズにおいて行う。
Phase 1:E
Phase 2:EとR
Phase 3:EとI
Phase 4:EとT
レースペースより速いペースで始め、徐々にペースを落とし距離を長くするというのは、わたし的にはとても腹に落ちる。

なお、VDOTは、距離に関わらずこれまでのレース等の記録から導出される最大のものを用いるが、フルマラソンのトレーニングでは最低10km以上の記録から導出されるVDOTを使うべし、となっている。

おっとっと。。

私は5kmのVDOT(49.5)がほかの距離のVDOTより俄然良かったのでこの数値を使っていたが、それじゃあだめらしい。どうりで辛かったわけだ。そうすると使うべきはハーフの記録から導出される47.2。
すると私の場合、E:5:22~5:54、M:4:45、T:4:28、I:4:06、R:3:51となる。

ところが、読み進めてみると、800m用メニュー、1500m~2マイル用メニュー、5~10km用メニュー、クロスカントリー用メニュー、ハーフ用メニュー、フルマラソン用メニュー、という章がある。1~4のフェーズの考え方に沿ったメニューが詳しく説明されているのかと思って期待していると、なんとフルマラソン用メニューだけはフェーズ分けをガン無視したメニューが示されている。ええーっ。。

しかも、ポイント錬の設定が複雑で、たとえば、
5マイル(1マイルは1.6km)Eペース走→2マイルTペース走→2分レスト→1マイルEペース走→1マイルTペース走の後1分レストを2セット→2マイルEペース走
といった感じで、これが毎週微妙に変わってくる。
とても覚えられないし、それぞれのポイント練習の意味がきちんと説明されていないのもいまいち。。


こう考えると、岩本式の黄色い本って、それぞれの練習の意味をきちんと説明していて、すごく納得感があるなあと思う。

そうこうしているうちに、ポイント練習すべき日である水曜日の夜は更けていく。。。
このままだと、水曜日は、T走30分だとか、坂道インターバルだとか、そういう短時間でちゃちゃっと終わるメニューに落ち着きそうである。。それでいいのだろうか。。