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食欲とマラソンの両立を目指しています

スタテン島ハーフマラソン - 撃沈

アメリカも3連休で、旅行などに行っていてアップが遅くなりました。日本で台風で被害に遭われた方、お見舞い申し上げます。

さて、私はというと、10/13日曜日、NYRRのスタテン島ハーフに出場。先週に続き2週連続のハーフ。

先に結果を言っておくと、見事に撃沈。PB(1時間37分43秒)更新どころか1時間40分も切れず、1時間44分3秒。途中5回くらい歩いた。

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つべこべ言うことはしない。力不足、というか練習量不足
月平均50kmしか走ってないんだから当然。7月48km、8月52km、9月47km。。真面目に走っている人からするとふざけるな、といったところだろう。

一応レポします。
スタテン島というのは、マンハッタンの南にある島。一応ニューヨーク市の一部だが、滅多に行くことはない。マンハッタンの最南端からフェリーで約25分のところにある。

スタートはwave1とwave2に分かれており、wave1のスタートは8時。ニューヨークの北の郊外に住んでる私は5時19分の始発に乗り、途中で地下鉄に乗り換えてぎりぎり7時のフェリーに乗船。
フェリー乗り場はこんな感じ。ちなみにフェリーは4000人とか乗れる。そしてニューヨーク市が運営しているので、タダ

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フェリーはハーフマラソンに出る人で満員。一応、窓から自由の女神が。


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フェリーを降りると、すぐそこがレースセントラル。なんかの広場でもない普通の公道が完全にスタートエリアになっている。
今回は会社のラン仲間も出る。私より走力が一段上のM君は、私より15歳も若く、ハーフはいつも私より5分ほど速い。
「今日どうすんの?」
「今日は1時間35分くらいで行こうかと思います」(ちなみに彼のベストは1時間33分)
「んじゃ1時間35分のペーサーついてく?」と訊くと、
「いやあ」と言うので、
「なんだ1時間30分狙ってんじゃん」というと
「えへへ」

私は、ペーサーについて行こうかとも思うが、どっちにしても4分30秒刻みなので、ペーサーの周りの混雑を避けて自分で行くことにする。
ちなみに、コースは最初5kmくらいまでは細かいアップダウンはあるものの平坦、その後大きく下って海岸線に出て、10km手前で折り返し。13kmくらいで長い上りがあり、その後は往きより少し回り道しながらアップダウンしながら戻る、というもの。13kmの上りがきつい

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スタート後、キロ4分30秒より少し速いペースで行くのだが、抜かされる一方。しかしそんなことは気にせず、キロ4分半前後で淡々と進む。
途中、高速道路の下をくぐるトンネルのようなところを通ると、大声を上げて声を響かせるヤツ多数。それ、日本だと小学生がやるやつ(笑)。しかし、そんなの笑ってる余裕も実はなかった。
坂を下って、6km超えた付近で1時間35分のペーサーに追いつかれる。と言っても、もともと私もキロ4分半目途で走って来たので、この時点ではペーサー集団に追いついていくことができた。ああやっぱペーサーについてく方がラクだな、とか思ったり。

折り返し点を回ったくらいから徐々にきつくなり始めた。10kmの通過は45分9秒。ま、なんとか4分半ペース。しかし、この辺から徐々に遅れ始める。ペーサーと走っていると、遅れ始めた途端に急速に敗北感が高まるなぁ。。もともと1時間35分なんてPBより2分半も速いんだし、練習全然してないんだから、遅れたくらいで敗北感を感じる必要などなかったのだが。
しかし、今回は明らかに脚が動かない。心拍も結構つらいのだが脚が重い。一旦そう思い始めると、頭の中に次々に言い訳が思い浮かんでしまう。これダメなやつ。
「先週もハーフ走ってるしなあ」
「水曜日まで風邪ひいてたしなあ」
「咳止まらない病の最中だしなあ」(注:走ってる最中は1回たりとも咳は出ませんでした)
「今日、この後、ニューハンプシャーまで3時間運転しなきゃならないしなあ」(家族旅行のため)

「完走さえすれば来年のニューヨークシティハーフマラソンの出場権得られるしなあ」
「トイレ行きたいしなあ」

もう、ダメダメ。
13kmの坂はヘロヘロになりながら上り、上ったところでとうとう歩く。その後も走ったり歩いたりを繰り返したが、16kmくらいで、1時間40分のペーサーにも抜かれ、私は私でさすがに休み過ぎて回復したので、よし残りをキロ4分半で走ってなんとか1時間40分は切ろう、でないと格好つかない、と思って走り出したはいいものの、2km持たずに再び歩く。
最後だけはなんとか走ってフィニッシュラインを切るも、脚ガクガク。

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ひどいスプリット。。

練習不足というのは分かっているものの、1週間前は一応1時間37分でハーフ走っているので、何らか今日に特有のことがあったのだろう。
今日特有のこととしては、いつもよりも脚が辛かったこと。特にいつもは下りでかなりペースを上げて帳尻を合わせるのだが(どちらかというと下りは得意)、今日は下りでの脚の負担がきつかった。よって、1週間前のハーフから脚が完全に回復していなかったのかもしれない(1週間もあって回復しないのか、という気もするが)。
あとは、水曜まで引いていた風邪の影響もなくはないかもしれない。
しかしどんな理由であり失敗は失敗。自己管理も含めて実力。

これまでハーフは5回中2回失敗している。これではとてもフルどころではない。本気で心を入れ替えて走ることにする。

ちなみにM君は1時間30分台を達成。速い。また遠くに行ってしまった。
彼は自らを「がむしゃら派」、私のことを「理論派」と呼んでいるが、完全に「がむしゃら派」が「理論派(練習を伴わない理論派)」をねじ伏せた結果となった。彼はインターバルなどやったことがなく、ダニエルズの計算機すら知らず、おそらくLTとかも聞いたことがなく、「お、ネガティブスプリットじゃん」と私が言ったら「ネガティブスプリットってなんすか」、というレベルのがむしゃら派なのだが、速ければいいのだ。

まあ、ちょっと本気で落ち込み、反省した一日でした。