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ケトンメーター導入

糖質制限ダイエットして3週間。今さらながらケトンメーターを購入してみた。
ケトンメーターとは、その名の通りケトン値を測定するもの。
しかしながら、以前の記事にも書いたが、私のやっている糖質制限ダイエットのミソは、糖新生によって通常以上にエネルギーが消費される点であるので、私はケトン体自体にはそれほど興味がない。脂肪酸としてエネルギーになろうがケトン体としてエネルギーになろうが、脂肪が燃えることに変わりはない。

ではなぜケトンメーターなのか。
それは、糖新生が起きているかどうかを知るためである。ケトン体が生成される時というのは、アセチルCoAが余剰になった時である。アセチルCoAが余剰になるのは、糖新生サイクルが始まってクエン酸回路中のオキサロ酢酸が不足してクエン酸回路の生産能力が落ち、必要なアセチルCoAの量が少なくなる時である。従って、ケトン体が生成されているときは糖新生が起きていると考えられる。

糖新生が起きていることを知ってどうするのか。お、糖新生が始まってるな、とニヤニヤするためではない。糖質制限ダイエットで一番怖いのは、糖新生において、体タンパク、即ち筋肉が削られて糖になることである。だからこそ十分な量のタンパク質を摂取する必要がある。糖新生状態にある時に十分なタンパク質が取れていないもしくは取れそうにないのであれば糖質制限を解除する、というのが私のやり方なので、糖新生がいつ起きているかを知ることが大事なのである。
実際には、あー、今日はあんまりタンパク質摂れてないなー、という時にケトンメーターを使って糖新生の有無を確認し、糖新生が起きているならば即座にタンパク質または糖質を摂取するというプロセスになるのであろう。

で、こちらケトンメーター。amazonで48ドル。
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左側の飛び出ている部分から呼気を吹き込む。一応先端の口に付ける部分はいくつかスペアが入っていて交換可能。
一般には血液で計測するものが多いようだが、呼気にて計測する方が手軽そうなので、こちらにした。
ケトン体とは、アセト酢酸、3-ヒドロシキ酪酸、アセトンの総称であるが、このうちアセトンはケトン体の最終代謝物でこれ以上エネルギーを生まないので、呼気から排出される。したがって、呼気のアセトンを計測するタイプのケトンメーターでも問題ないだろう。

糖質制限真っ只中のある日、おもむろに呼気を吹き込んでみる。
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おお。2.7mmol/L。0.5~3.0がoptimal zoneらしいので、立派なケトン人である。
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いやいや、ケトン人かどうかを測るのが目的ではなかった。立派に体内で糖新生が行われている、というのを知るのだった。

ちなみにこのケトンメーター、スイッチオンにした後20秒待った後に10秒間息を吹き込むのだが、スイッチオン時、20秒経過時、10秒経過時、そして10数秒後に電源が自動オフになるとき、それぞれでピーピーと安っぽい電子音が鳴り響くのがうるさい。せめて電子体温計程度の音ならよかったのだが、火災報知器が電池切れになったときのような音が鳴り響く。もともと会社でも日中計測しまくろうと思っていたのだが、とてもオフィス内では使えない。。。

糖質制限ダイエット開始後3週間の数値。
〈開始前〉 体重62.4kg 体脂肪率22.0%
〈3週間後〉 体重60.9kg 体脂肪率18.7%

計算上は体重減1.5kgに対し体脂肪が2.3kgも落ちていることになる。所詮タニタの体重計の数値なので細かい数字まで正確ではないのであろうが、体脂肪を燃やして体重が減っているのは間違いないと言えよう。体重自体をもうちょっと落としたいなあ。