うちに2種類のワークスタンドがあったので、比較記事。
1. BB固定型
これ、あんまり見ない形。BBとダウンチューブを載せて、ダウンチューブがずれないようにフックで固定するタイプ。
①メリット
・地面に脚がついているので安心感があり力を加える作業ができる
②デメリット
・私が買ったのは安物だからなのだが、BBを載せるところのカーブが、昔ながらのクロモリのBBブラケットには合うが、最近のカーボンフレームのようにボリュームのあるカーブを描いていると、うまく合わない
・部屋が狭いからなのだが、いちいち自転車をどけて、ワークスタンドを広げて、また自転車を載せる、という作業が面倒。こういう手間の有無って結構重要。
・折りたたんでも場所をとる。
2. ウォールマウント型
シートポストをクランプで固定するタイプ。脚があるタイプが多いが、これは壁に取り付けたアームにクランプがついているタイプ。壁が補強されていることが必要。
①メリット
・何といっても場所をとらない。使わないときはくるっと回して壁にくっつけておける。
・いちいち自転車をどける必要なく、ひょいっと持ち上げてシートポストに固定するだけ。
・クランプ部分は回転するので、好きな角度に調節できる。たとえば、リアディレイラー回りのメンテなら、リア部分を高くして固定することができる。
②デメリット
・さすがにぶら下がったり上に乗ったりできないので、強い力をかける作業は心配。
まあ、言うまでもなく、ウォールマウントの圧勝。とにかく、メンテしようとしたときに、自転車をいちいちどけてスタンドを広げる、という作業がないのが一番うれしい。
ちなみに、このタイプ、パークツールのPRS-4W-2というのが定番のようだが、これが、2万円くらいする。
ケチったわけではないが、私はX-toolという、まあ間違いなく中国製のやつをCRCで6000円くらいで買った。今のところ全く問題ない。あと、X-toolは、クランプの位置が壁から45cmと、かなり離れたところまで来るのがメリット。たしかパークツールのは33cmだったと思う。壁際にいろいろとモノを置いているので、壁から出来るだけ離れている方がよいのだ。