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アルミフレームという選択肢

いまだにCAAD9に乗っている。2010年に買ったので丸6年。
最初のロードバイクということもあり、いじり倒して軽量化したこともあり、最後のMade in USAということもあり(米国製造だから優れているとはちっとも思わないが)、手放せずにいる。

カーボン全盛の時代にアルミフレームを選んだのは、当時はただ単に、ロードバイクへのコミットメントの不確実性から廉価なものを選んだだけのこと。ま、元来貧乏性なのもある。
しかしながら、じゃあカネさえあればカーボンか、カーボン>アルミ は常に成り立つかというと、そうでもない。アルミもカーボンもクロモリも乗ったうえで言えるのは、レーシングジオメトリのアルミフレームの反応の良さは捨てがたいということ。
ではアルミのデメリットは何か。重い?CAAD12のフレームなんて1kgそこそこしかなくて、ハイグレードのカーボンと比較してもせいぜい200gしか変わらない。私の乗ってるCAAD9でさえ、コンポ、ホイール総取っ換えで、7kgそこそこ、ペダル除きのカタログスペックベースで6.8kgだ。アルミバイクが重いというのは、フレームそのものよりも、エントリーモデルが多いがためにコンポやホイールのグレードが低いことに主因があると言えよう。
そうすると、アルミの弱点は、私に言わせればただ1つ(ただし決定的な弱点)。疲労限度がないということ。簡単に言えば必ず金属疲労するということ。もう少し正確に言うと、無限回、応力をかけても破断しない応力の大きさを疲労限度というが、アルミにはそうした点がなく、どんなに小さな力であっても何十万回、何百万回力を加え続けると、必ず破断するということ。これがアルミの決定的な弱点。

ま、ありていに言えば、寿命があるよ、ということなので、6年も乗ってりゃそろそろやばい頃だということ。アルミの中古フレームなんぞタダでももらうな、ということですな。