ランニング たまに自転車 あとは酒

食欲とマラソンの両立を目指しています

峠走取り入れてみました。が・・

私の愛読するブログの1つが、コウさんの「愛媛より「敢えて坂を走る!」」。痛快すぎます。
愛媛より「敢えて坂を走る!」

名作記事「だが走った9月」は、私のラン仲間にも共有され、彼らはニューヨークシティマラソンを走った際に辛くなると「だが走る!」と唱えながら走ったそう。

コウさん、勝手にリンク、お名前拝借してしまいました。差し支えあればすぐ削除します。

私も、毎日峠走をするコウさんを見習い、峠走をすることにした。尤も、毎日などとてもムリなので「時々」。

問題は、峠がないこと。

アメリカ東部にはアパラチア山脈というのがあると地理の時間に習ったのだが、このアパラチア山脈というのは、特にニューヨーク州の南部のあたりでは、日本人の感覚からすると山脈でも何でもなく、ただの丘の連なり。せいぜい標高200~300m程度ではないかと思う。

そうした丘の連なりの特に低い所を、高速道路や幹線道路がトンネルもなく乗り越えている場所がほとんどで、日本で言う峠っぽさは微塵もない。200mでもいいから上りたいと思っても、人口密度が低いので、そこまで道路が引かれていないし。よって、観光目的等何らかの理由で山頂まで道路が引かれてる所が、坂道がそこそこ続く唯一の場所ということになる。

その貴重な場所が、Bear Mountain。といっても標高は400m弱。家から車で麓まで40分かかるが、ここに行くしかない。峠走ならぬ「山走」だが。。



以前にロードバイクヒルクライムレースに出たときにそのための準備としてほぼ毎週通ってたことがある。距離にして7km強。バイクのときは2往復してたけど、ランはさすがに1往復かな。とりあえず最初は。

11月9日土曜日の朝。気温マイナス5度とこの時期にしては寒い。つーか超さむい。。しかし天気はよい。
最大限の冬装備で車に乗り込み、ベアマウンテンの麓へ。ハドソン川沿いに車を止めて上り始める。ちなみに、ここはハドソン川を河口から80kmくらい遡ったところなのだが、ハドソン川は流れが緩やかなのでスタート地点の海抜は10mにも満たない。よって400m弱をフルに登ることになる。

自転車で何度も上ったことがあるので、距離感や斜度は分かっていて、傾斜はきつくなく、平均5%程度、最大でも10%を超える場所はないはず。しかし、ランで上るのは初めてでどれくらいきついものか分からないので、キロ6を超えるペースでそろそろと上っていく。うん、このくらいのペースなら。
一般道を4km強上ったところで、Perkins Memorial Driveという山頂に向かう道路に入るのだが、11月いっぱいはオープンのはずのこの道路、ゲートが閉まっていて入れない。ここからが本番なのに。むむ。朝早すぎたか?
一瞬、「じゃあしょうがない、帰るかあ!」という悪魔の囁きが首をもたげたが、いやいやいや、と振り切る。ここで帰るわけにはいかない。かといってゲートを突破するのはマズい。

そういえば、トレイルがあったハズ。トレイルは年中オープン。トレイルで山に入れば適当なところで舗装路であるPerkins Driveの途中に出る。そのルートならゲートを突破しないで、ルールを破らずに山頂まで行ける。
そこで一般道を数百m走り続け、トレイルの入口を見つけてトレイルへ。
そもそもトレイルランなんかやったことないので、慎重に行くが、早速、両手を使わないと上れないような急登坂。。これトレイルって言うのか?まあでも、走って上って転落したら死ぬので、安全に歩いてよじ上る。
そのうち普通のトレイルになり、走ることもできるようになった。
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1kmくらいトレイルを行くと、予想通りPerkins Driveに出たので、そこからは再び舗装路を上り始める。
トレイルでそれなりに消耗したはずなのだが、傾斜が緩めなこともあり、キロ6だと大してきつくない。少なくとも、自転車で上ってるよりはラク。そこで最後2kmは5分50秒くらいで上ってみたが、これで、平地をTペースで走っているのと同じくらいの負荷という感じか。。

Perkins Driveを約3km上ってベアマウンテンの頂上に着く。車は通行止めになっているので、誰もいない。天気が良くて景色は最高。
しかし、気持ちよい汗をかいたが、追い込んだトレーニングという感じはしない
写真を撮って下り始める。
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途中で1枚写真を撮ったが、それ以外は、斜度が適度なこともあり、キロ4強で下り続けても脚への負担はそれほどない。景色も良いし、気持ちいいー! 自転車でのダウンヒルよりも楽しいかもしれない。安全だし。
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ちなみに下りはトレイルは使いませんでした。

楽しくて気持ちよかったが、上りはもう少しペースを上げないと負荷が足りないなあ。6分切るくらいのペースで上らないと。

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しかしそれ以前に、11月いっぱいでオフィシャルにルートがクローズしてしまう。再オープンは4月1日。もう本番のニュージャージーラソンの月じゃん。。
別の坂道ルートを探さなくてはならない。あるのか?


家に戻ってもやっと家族が起きてきた頃。
まだクソ元気なので、昼からの子供のサッカーの練習中にも軽く走ることにした。
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峠走第一回。天気が良くて気持ちよかったし頂上からの眺望もよかった。しかし、あのトレイルはもう走りたくないし、峠走は1回で終わってしまうのか。。。