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中学生長男との自転車旅行 - コース選択

夏休みに中1長男と自転車旅行に行こうとしていた話。

theresalight.hatenablog.com
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素人中学生と1泊2日でどこに行くのか。以下の観点でコース・行き先を考えた。

1. 途中で中止できること
言うてもまだ子供なので、途中で何が起こるか分からない。途中でトラブルが起きたりへばったりした際、旅行を中止して帰ってこれるようなコースにしておく必要がある。具体的には、電車に乗って帰って来られるよう、鉄道路線に沿ったコースが望ましい。
この点、日本のように鉄道網が発達していれば、本格的なヒルクライムでもやらない限り、鉄道路線に沿ったコースを引くことはそれほど難しくないが、米国のように鉄道網が貧弱であると、これを満たそうとするだけでコース・行き先がかなり制限される。

2. 1日100km目途
まる1日かけて走ることを考えれば、時速15kmだとしても7時間弱で100kmを走ることができる。昼食等の休憩を入れても、へばりさえしなければ1日100kmなら行けるだろう。漕いでいればいつかは着く。

3. ヒルクライムは回避
試乗・練習のときに分かったが、とにかく上りが遅い。下手すると降りて歩き出す始末。上りが短ければそれでもよいが、ヒルクライムなど入れてしまうと、何kmも歩くことになる虞がある。よってヒルクライムは回避。

4. 「行った感」のある行き先
子供にとって達成感のある行き先の方がよかろう。山の頂上や峠というのが一般的だが、上記3でヒルクライム回避としたので、なかなか難しい。日本であればアワイチ、カスミイチ、フジイチなどの1周コースが比較的簡単に設計できるが、米国だとスケールが大きすぎる。考えられるのは半島や岬の突端まで行くコースか。

5. 走りやすいルート
これは、行き先を決めた後のことでもあるが、日本でも2ケタ国道は交通量が多いので走りにくいし危ない。米国でも1ケタState routeを避けたり、あらかじめGoogle Street View等で路肩の広さを確認しておく方がよい。

その結果考えたコースは以下。

コネチカット州のBridge Portまで行ってフェリーでロングアイランドに渡り、Riverheadまでを1日目に走る。105km。
2日目はRiverheadからロングアイランドの突端のMontaukまで行く。Montaukには電車が通っているので、帰りはそれで帰って来る。95km。

鉄道路線網は以下のようになっており、完全に沿っているわけではないが、全コースにわたって鉄道アクセスが比較的容易に可能。
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ロングアイランドはほぼ平坦だし、Mantaukは突端に灯台もあり「行った感」はそこそこある。

ちなみに、宿泊はRiverheadのモーテル。
米国のホテルで自転車を部屋に持ち込めるかどうかであるが、一般には、よほどの高級ホテルでない限り、許容される模様。
特に郊外のモーテル型宿泊施設であれば、ほぼ問題ない。
Web上でも、自転車を持ち込めるかどうかというやりとりが見つけられるが、
「おれは断られたことはない」
「1回だけ断られたけど、ちゃんとしたストレージスペースに入れてもらえた」
「駐車場から直接部屋に入れる形のモーテルに行けばいいじゃん」
「そんなのはDon't ask, Don't tellだ(訊きもしなけりゃ言いもしない)」→いいかどうか訊かれりゃホテル側もダメというかもしれないけど訊かれなきゃ何も言わない。事実上の黙認、ということ。

よって、宿泊時の自転車の保管については心配する必要はなさそう。

次回は装備編。