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冬の1泊ロングライドからの教訓③ 走り方編

正月はヒマなので、続けて書くことにした。ロングライドからの教訓めいたことその③、走り方。

 

走り方編

1. こいでいればいつか着くが、こげなくなってはおしまい。よって、ロングライドでの走り方はトレーニングでの走り方とは全く別物と考える必要あり。以下の3点が今回の教訓めいたこと。

①エネルギー補給~私の崇拝する名著「ロードバイクの科学」によれば、(さまざまな前提条件はあるが)エネルギーを全量炭水化物から取得するとすれば、平坦路であっても30分ごとにオニギリ1.5個分のカロリーを摂取する必要があるとのこと。脂肪からもエネルギーを取り出すことを考えると、必ずしもこの限りではないが、30分にオニギリ1個(またはゼリー飲料1つ、羊羹1つ→もっともコスパに優れるのは羊羹だが)程度の補給は必要と想定される。このエネルギー補給を怠ると、「こげなくなって」しまう。

LTHRを決して超えない走り方~以前の記事に書いたように、LTHRより低い心拍であれば乳酸の蓄積は抑えられる。したがって、常にLTHRより低い心拍、できればzone 3(LTHRの89~93%の心拍数)で走行すべき。私は当初、「登坂時を除き」LTHR未満の心拍で走行、というルールで走っていたが、いきなり尾根幹の上りで、トレーニングをしている人たちと張り合って上ってしまい、例のファミマ坂を上った時点でかなりゼーハーモードになってしまった。この時に蓄積された乳酸は実はそう簡単には消えてなくならないようで、その後の20号線での上野原のアップダウンとかで「この程度の坂でインナーの19?」みたいな現象が随所に現れた。つまり、たまった乳酸のおかげで踏めなくなっているのだ。したがって、登坂時も含めてLTHR以下できればzone3で走るべきだと思った。そうすると、トレーニングをしている人たちとは明らかに違う走りになり、ファミマ坂もインナーでギコギコ上ることになるだろうし、抜かされても「これでいいのだ」と思う余裕が必要。

③悪いことは言わないから12-27で行くべし~いくらフロントコンパクトとはいえ、リア11-23はやめた方がよかった。もちろん健脚の方々は11-23だろうがノーマルクランクの11-21だろうが止めはしないが、盆栽趣味がいきなり思い立ってロングライドに行くんであれば、12-27、せめて11-25の備えはないと、精神的な余裕がない。初日のライド後半の上りは、前半で乳酸を溜めたこともありほぼフロント34-リア23で上っていたが、「もう1枚も残ってないよ~」という不安感は精神衛生上よろしくない。