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冬の1泊ロングライドからの教訓① 装備編

以前に、「ロングライドなんかやらない」「ロードバイクでどこか遠くに行くとか興味なし」みたいなことを言っていたのだが、ごめんなさい。ひょんなことから冬の1泊ロングライドに行ってきてしまった。

これまで最長でも都内→裏から和田峠→都内のせいぜい120kmしか走ったことがないので、それなりに念入りに準備したが、いろいろと教訓めいたことがあったので、いくつか書こうと思う。例によって、その筋の方は、素人の戯言と思って読み流してくださいまし。

[コース(当初予定)]

 1日目~都内→尾根幹経由橋本→津久井湖→相模湖からR20→笹子峠甲府→韮崎(約150km)

 2日目~韮崎→野辺山→佐久→碓氷峠(旧道)→横川(約100km)(横川から輪行

    ロングライド慣れした人から見れば、大したことない距離。。

 

[装備(人間)]

 1.   インナー:おたふく手袋 Body toughness

    2.   ジャージ:NorthWave Force

    3.   ウインドブレーカー:Montane FeatherLite Velo Jacket(超軽い)

    4.   ボトムス:アマゾンで買ったパッド入りショート丈レーパン+Polaris 4 Quartz Tights

 5.  その他防寒対策として、フェイスマスク(出発時はバックパックへ)、シューズカバー

 

[持ち物と持って行き方]

 1.   自転車に装着

  ・ヘッドライト及びバッテリー

  ・サイコン(Powertap Jule)~Powertapのホイールで行くと頭の中がトレーニングモードになってしまうので、敢えてPowertapは置いていき、スピードとHRのみをJuleで計測することにした。

  ・替えチューブ、輪行バッグ(サドルバッグとともに括り付けた)

 2. ツールボトル

  ・マルチツール、タイヤレバー、パンク補修パッチ、CO2インフレータ×2、チェーンカッター、ミッシングリンク、ポンプ、小型ハサミ、予備電池(テールライト、サイコン)

   できればチューブも入れたかったが、インフレータが意外に場所をとったので、チューブは直接括り付けることにした。

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 3. Topeakのサドルバッグ

  ・ロック、ビニルテープ、作業用手袋、行動食(羊羹×8)、予備ベルクロ、テールランプ(外側に装着)

   最近は見栄えのするサドルバッグが多数あるが、私のは昔ながらのお世辞にも格好いいとはいえないTopeakのサドルバッグ(昔タイプのもののなかでは大きいやつ)。自転車乗り始めのときに早速買ったが、こんなデカいサドルバッグしてる人なんていないことに気づき、速攻で一番小さいのに買い替えた。それ以降、全く出番がなかったが、今回晴れて活躍の場を与えられた。

   ロックが場所をとり、あまりモノが入らなかった。行動食はリュックでもよかったが、体に背負うものは出来るだけ軽くしたかったので、サドルバッグに入れた。(写真にはチューブと輪行バッグも映っているいるが、この2つはサドルバッグではなく直接自転車に括り付け)

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 4. Deuter Race Air Ex

  ・靴(帰りの電車用)、替え下着、Tシャツ(夜着る用)、短パン(帰りの電車でタイツの上に履く用)、替え靴下、タオル

  ・ヘッドランプバッテリー充電器、スマホ充電器、モバイルバッテリー、スマホガラケー、会社の携帯

  ・洗剤、カイロ、コンタクト保存液、予備コンタクト、洗面用具系(必要最小限)ファーストエイド、財布、家の鍵

  ・行動食(ゼリー飲料)

  ・フェイスマスク

   バッグの容量はまだ余裕あり。エクスパンド機能は使っていない。出来るだけ自転車に括り付けたりサドルバッグに入れ、リュックは軽くしたかった。

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教訓(装備編)

1. 基本的に、need to haveのものは持って行き、nice to haveのものは置いていく。その考えのもとで荷物を選別したが、要らなかったものは、替えシューズ。バックパックの中で一番容量を占めたのがこれだったが、輪行時も使わなかった。輪行で電車に乗る時のマナーとして、レーパンやタイツはまずいと思うが、靴は、自分が歩けるのであればクリート付きシューズでもいいのではないか。登山者は登山靴のまま電車に乗っているわけだし。ほかには特に要らなかったものはなかった(もちろん、使わなかったものは数多くあるが、いざというときのために必要なもの)。

2. バックパックはやめといた方がいい。Deuter Race Airの背中に荷物が接触しないつくりは高く評価しているが、それでも長時間荷物を背負っていると、腰への負担が大きい。今回、心肺も脚も余裕なのに、腰が痛くて休まざるをえないケースが何度となくあった。流行りの巨大サドルバッグの方がいいと思った。

3. 冬でもウエアは一晩で乾くので、宿についたら即洗濯し、以降浴衣で過ごし宿から一歩も外に出ない覚悟があれば、着替えは下着のみでOK(裸体に浴衣を着るのが嫌なのでTシャツは持って行ったが)。ただし綿だと一晩では乾かないので、靴下は替えが必要。

4. ウェアは、風が強かったせいもあるが、12月の標高1000m超にはやや非力だった。お腹にカイロを貼りつけていたが、腕とかも寒かった。1000m超に行くのであれば、それなりの(0℃以下仕様の)ウェアを準備すべきだった。とはいっても、走っている分には、我慢できないほどではなかったが、機材トラブルが起きたとすると(幸い今回は起こらなかったが)かなり震えながら処置する羽目になったであろう。

5. 輪行バッグについて。先人たちの記事を参考に、モンベルのコンパクトリンコウバッグにした。前後輪ともに外すタイプであることは大前提であるが、そのうえで、収納・取出しができるだけ簡単なもの、軽いもの、を選ぶとこれになろう。2分で収納してしまう人の動画もあるが(あの人はホイールを3か所止めるべきところ1か所で済ませている。3か所やった方がいいと思う)、2分は無理にしても慣れれば5分でできるだろう。唯一の注意点は、下からモノが落ちるところ。落ちても気づかないものはQRくらいだろうから、これはホイールを外したときに注意して締めておけば解決。

次回は、コース選択と走り方編。